【基礎編】オマーンでパワースポット旅・乳香と薔薇の香り漂う古き良き中東の旅

公開日 26/07/2021 最終更新日 2023年9月12日

日本でも人気が高いフランキンセンス(乳香)の原産地として、古き良き中東の香りを残す、旅人に愛される国・オマーン。UAEやサウジアラビアと比べると、地味な国という印象で、興味を持つ人は少ない。だが、治安は安定している上、シンドバットやアラジンの世界を垣間見ることができると、誰もが好きになるに違いない。オイル・マネーで路線変更していない古き良きこの国には、素朴で純粋な人と大自然が待っている。大好きなオマーンへ再び旅をする準備を。

首都マスカット

マトラ・スーク

スーク/マスカット・オマーン

乳香/マスカット・オマーン

マスカットに来たら、必ず何がなんでも立ち寄りたいのが、マトラ・スークだ。オマーンのお土産はすべてここで買う。大して広くはないが、お目当てにしている乳香、ローズウォーターやローズオイルもここで手に入る。他の国のスークに比べて良心的で人がいい。でも、何があるかわからないので、用心すること。女性はアバヤをつけて。

アバヤは絶対?中東あるある

アバヤをつけた女性たち

アバヤがない場合は、顔・手・足以外の前身を隠せる服装を準備して機内で装着を。イラン航空に登場した際、飛行機から降りる前に、ストールを頭にまくようアナウンスがあった。航空会社にもよるかもしれないが、ドバイ・トルコ以外の中東各都市では、基本的に女性は、機内から出る前にストールで髪を隠してから出る方がいい。トルコ・ドバイを含めたイスラム教各国では、ストールをまくことで、女性として尊重され、ジロジロ見られたリすることがなくなる。サングラスをプラスするともっと見られない。

マトラ・スーク公式サイト(オマーン観光局)

www.omantourism.gov.om

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アムアージュの香水

フランキンセンス・オイル/イメージ

アムアージュは、海外のセレブご用達の高級香水メーカーだ。日本にはまだ直営店がない。オマーンの上質な乳香を使ったアムアージュの香水は欧米や南米でも大人気。そのため、店舗はそこかしこにある(イタリアでは特に、そんな氣がする)。マスカット市内のグランドハイアットホテルなどで購入可能。

アムアージュ公式サイト

www.amouage.com

マスカットから行く近郊の町

ジギー・ベイ/ムサンダム半島

ムサンダム半島/オマーン

オマーンには、飛び領地が2つある。ムサンダム半島の先端にあるオマーン領地は、海に削られた断崖と美しく透き通った海があり、オマーンの宝石とも称されている。近年、ラグジュアリーホテルのシックスセンシズ・ホテル&リゾートグループが、ジギー・ベイへリゾートホテルを建設したことで、ますます人気のスポットとなった。

ジギー・ベイ/オマーン

このホテルに予約すると、ホテル側がドバイ国際空港からのボートを手配する。ホテル手配がない場合は、マスカット市内の旅行会社で予約をして、フライトで行く。他にも、UAEをバスで行く方法と、船で行く方法がある。

飛び地の中の飛び地

ジギー・ベイから車で南へ30分ほどは走れば、そこはもうUAEだ。さらにそこから1時間ほど南へ下ると、再びオマーンになり、さらに5分ほど走ると再びUAEになる。

UAEの領土の中にオマーンがあって、オマーンの中に小さなUAEがある。なんとも複雑だが、これがおもしろいと観光客からも人気だ。

シックスセンスズ・ジギー・ベイ

www.sixsenses.com

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アフダル山近郊のバラの村

アフダル山/オマーン

オマーンの野生ダマスクローズ

山の急斜面を利用して、3月中旬~5月中旬ごろまで、ダマスクローズ畑が広がる地域がある。アフダル山近郊の地区で生産されている。期間限定で、アフダル山の村まで行く手段はない上、英語通訳が必要となるのでツア―参加のみとなる。アフダル山近くのリゾートホテル・アナンタラへ要確認だ。

アナンタラ・アル・ジャバル・アル・アフダル・リゾート

www.anantara.com

アフダル山

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ドファール県・サラーラ観光スポット4選

サラーラとは

サラーラ/オマーン

サラーラ(Salalah)は、ドファール県の県都で、オマーン第二の都市だ。イエメンとの国境近くにあって、首都マスカットからは国内線でとぶ。この辺りは、季節風(モンスーン・カリーフ)の恵みで、7~9月に雨季に入る。カリーフ・フェスティバルとよばれ、緑いっぱいとなったサラーラへ、周辺各国や欧米からの観光客が訪れる。

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季節限定の緑をドライブ

サラーラの道/オマーン

砂漠地帯だが、一年にたった2か月だけ、植物が活き活きとする時期。生命力があふれるサラーラは、エネルギーをもらえるパワースポットなのだ。ドライブをしたり、周辺にある滝で水浴びをしたり、とにかくこの「祭り」を楽しむのがサラーラを旅する魅力なのだ。

乳香の木を間近で

乳香の木/サラーラ・オマーン

日本では決して見かけることができない乳香。サラーラでは特に郊外で見ることができる。オイルになってからしか見たことがないので、木を間近でみると感動するものだ。

ダルバットの滝

ダルバットの滝

サラーラには、いくつかの滝があって、木陰で涼んだり、滝を眺めて微笑む人々を見ることが多い。ここは中東か?と疑いたくなるほど、緑に囲まれた美しい水面を見ていると、時間が経過するのを忘れてしまう。特に観光客に人気なのが、ダルバットの滝。服着たままで入る人もいた。

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乳香博物館

白ければ白いほど上質な乳香

サラーラのもう一つの顔が、乳香だ。ハトシェプスト女王がオマーンを旅した際、乳香を気に入りエジプトに持ち帰ったところから、乳香は世界中で流行したとされる。ここサラーラは、乳香発祥の地とも言えよう。サラーラにある乳香博物館は、国立博物館であり、乳香の歴史をこまかく知ることができる。アロマテラピーに興味がある方なら、一度は訪れておきたい。交通手段がないので、タクシーを一定時間チャーターする方法になる。

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ドバイもいいけどオマーンがいい

マスカット市内/オマーン

中東を旅するのは、女性にとって難しいところがある。アバヤを着なければならず、ルールでがんじがらめになるイメージだからだ。一人旅もやる前からあきらめている。ツアーに参加していても、女性だけ食事は別室とか、ここで待っていてください、とかが多い。それでも、オマーンは旅したい。これこそ中東だからだ。他の国ではもう失われてしまっている古き良き中東。ずっと残っていてほしいと思う。

アクセス

マスカット国際空港

オマーンの玄関口は、マスカット国際空港だ。オマーン・エアの直行便はないため、エミレーツ航空のドバイ経由便が一番便利だ。乗継時間が悪いと24時間以上時間を要することがある。往復の航空便の利便性を考えれば、ドバイを中心に考えて旅のプランをくむといいかもしれない。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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PROFILE

AYGARU OWNER
 
多香 温寿美
Atsumi Takou
 
スピリチュアルカウンセラー
ヒーラー
臼井式レイキティーチャー
AEAJアロマテラピー検定1級
(一社)日本フィトセラピー協会認定ハンドケアセラピスト
添乗員/元大手旅行会社勤務
総合旅行業務取扱管理者
パートナーはトルコ人
 
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