【香川県・金刀比羅宮】一生に一度はこんぴら参り

公開日 2021年7月25日 最終更新日 2021年9月21日

江戸時代、「こんぴらふねふね おいてにほかけて シュラシュシュシュ~」と歌いながら船を進めて、全国津々浦々から、憧れのこんぴらさん参拝に集まる人でごった返した。その数は日本一参拝客が集まるお宮であったという。今も年間30万人が訪れる。参道の両脇にずらりと並ぶ石柱が、その証拠だ。古くから御神徳をあふれんばかりに庶民に授けてきたこんぴらさん。一生に一度は必ず参拝したい神社へ。

大物主神とこんぴらさん

大物主神とは

大国主命/出雲大社

ご祭神・大物主神は、大国主神の和魂神(にぎみたまのかみ)とされる。大国主命は、出雲大社に祭られる神様で、神代のころ、この国を治めていた王だった。その神様の和の側面の神様ということになる。

左から琴平山・象頭山・大麻山/香川県

神代の昔、琴平山(現在の象頭山:ぞうずさん)は海に浮かぶ島で、琴平町周辺は海岸であった。大国主命が「素晴らしい港である」として、宮を造らせたことに由緒する。

大物主について/香川県金刀比羅宮

大国主命が国造りで悩んでいたとき、海の中から大物主が現れて、「あなたの中には私がいる、これからも安心して国造りをするように」と語られたという。和の心をもって穏やかに国を造り治めるよう、導いた神だ。

インド神に由来?こんぴらさん

インドの神・クンピーラという鰐の神様がこんぴらさんではないか、という説がある。クンピーラ神は、船の安全を見守る神とされている。インドから仏教に取り入れられ、薬師如来を守る金毘羅となった。金毘羅さんは、象頭山に飛来し、海と漁師とを守るようになったとされる。

左から琴平山・象頭山・大麻山となる/香川県

象頭山は長い間、船の目印の山とされてきた。象が寝そべったような山で、金刀比羅宮があるのは、ちょうど目のあたりになるという。近くには、高灯篭があって船からよく見えたのだ。

※大麻山が頭に見えるという説が有力だが…。

参道から御本宮へ

石段と桜馬場

参道の石段/金刀比羅宮

参道右側にある桜

海抜251メートルの御本宮に至るまで、751段の石段がある。100段目には一之坂鳥居があり、急な石段を登りきると、大門が見えてくる。

大門/金刀比羅宮

桜馬場/金刀比羅宮

ここからがいよいよ金刀比羅宮の神域だ。参道脇には、3月下旬頃に満開になる桜並木が並ぶ。鳥居と桜の花を見ると、日本人で良かったと思わせる。

五人百姓の加美代飴

五人百姓/金刀比羅宮

参道には、五人百姓とよばれる加美代飴を販売されている方々がいる。御馴染みのべっ甲飴だ。お土産にはもちろん、奥社まで歩いて帰ってきた自分へのご褒美としても最高で、疲れた身体に染み入る優しい甘さだ。境内で販売されている飴は、ご利益を多くいただける。絶対に購入すべきだ。

祓戸社と旭社

祓戸社/金刀比羅宮

旭社/金刀比羅宮

祓戸社・火雷社を経由して、さらに石段を登る。祓戸社には必ず手を合わせて、清めてから石段をあがっていこう。江戸時代後期に、40年もの月をかけて建立された旭社。奈良時代から、明治の神仏分離令が出るまで、仏像などの御本尊をお祭りする本堂であった。

御本宮

御本宮/金刀比羅宮

御本宮には、大物主神がと、相殿の神・崇徳(すとく)天皇が祭られている。本宮で手を合わせたら、展望台へ。

展望台/金刀比羅宮

空海があちらこちらに造った池が点在する讃岐平野と、讃岐富士が一望できる。晴れていれば、さらに瀬戸大橋まで見える。

幸福の黄色い御守り

幸福の黄色いお守り/金刀比羅宮

本宮の左手にある社務所で、御守りを買いたい。こんぴらさんといえば、幸せの黄色い御守りだ。身体によい効果があるというウコンで染め上げている。健康と幸福のご利益があるとされ、私の祖父がその効果を実証済みだ。余命半年とされた彼は、見事に5年以上、いや、もっとだったか…長生きした。末期がんであったにもかかわらずだ。本人も「この御守りのおかげだ」と言っていた。私もそう思う。今購入すると、小さなお犬さんのマスコットもつけてくれる。自分と家族と親しい友人へ、一つずつぜひ。

奥社・厳魂神社(いづたまじんじゃ)

奥社への入口/金刀比羅宮

時間と体力に余裕があれば、ぜひ583段さらに登って、奥社まで参拝したい。加美代飴を売ってくださる方いわく、「上は本当に全然氣が違いますよ。ぜひとも登ってくださいね」と仰るのだ。登ってみてなるほど、氣が澄んでいて氣持ちのよいハイキングになる。

奥社への道/金刀比羅宮

白峰神社/金刀比羅宮

真名井橋を渡り、複数のお社に手を合わせて歩く。1/3ほど歩いたところにある、白峰神社が一番氣がよい。崇徳天皇をお祭りしたお社だ。

奥社・厳魂神社/金刀比羅宮

奥者から見た讃岐平野/金刀比羅宮

奥社は、金刀比羅宮ではなく、あくまで金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命を祭っているお宮なので、別の神社となる。そして、御守りも違う。ここでしか手に入らない御守りがあるので、要チェックだ。

こんぴらさんのキャラクターはなぜ犬?

参道にいるお犬さん/金刀比羅宮

江戸時代、飼い主に変わって犬が代わりに参拝(代参)をしていたことが由縁だ。犬の首には、参拝に必要なお金なども入っていたらしい。すっかりこんぴらさんの名物として参拝客に愛されていたようだ。

金刀比羅宮公式サイト

www.konpira.or.jp

goo.gl

全国でも指折りのパワスポ・金刀比羅宮へ

旧金毘羅大芝居(金丸座)

ブラタモリで紹介されていた、旧金毘羅大芝居も時間があればチェックしたい。江戸時代、日本一になるまでに参拝者が増えたのは、北前船などの船乗りさんが全国各地でその神威を広めたからだ。それに、金丸座で宝くじや芝居をやっていた、ということもあるらしい。昨今、神社本庁を離脱した、とのニュースで激震が走った渦中の金刀比羅宮。何があろうとも、その御神徳は変わらず。金刀比羅宮のご利益や全国でも指折りのパワースポットであることは、何があっても変わらないものだ。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

旧金毘羅大芝居(金丸座)公式サイト

www.konpirakabuki.jp

goo.gl

アクセス

JR琴平駅

JR土讃線 琴平駅 から石段入口まで徒歩10分

ことでん 琴電琴平駅 から石段入口まで徒歩10分

無料駐車場はありません。近くのコインパーキングは満車なことが多いので注意を。

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