【充実編】野菜たっぷりヘルシー・モロッコで食べたいお料理リスト

公開日 17/03/2020 最終更新日 2021年10月1日

モロッコのご飯といえば、タジン鍋。栄養を逃がさない煮込み料理は、野菜たっぷりで胃にも優しい。孤独のグルメでも紹介されたハリラスープは、中東各国にある豆のスープと味が似ていて、どこかほっとする味なのだ。今日はどんな料理にしようか?旅先で悩む前に、予習をしておこう。

タジン(Tagine)

タジン

 

もはや日本でもお馴染みのタジン鍋。モロッコに行くと鍋を買って帰ろうかなと思ってしまうのは私だけだろうか。日本には、重ね煮という料理法がるが、凝縮された野菜のうまみとオリーブオイルのさっぱりした油分がちょうどいい。

タジンは、マグリブ地域の鍋料理。もともとは、料理の際に使われる陶製の土鍋のことを指した。 とんがり帽子のような形の蓋が特徴の独特な鍋を使い、羊肉か鶏肉と、香辛料をかけた野菜を煮込んだものをいう。 主にモロッコ・アルジェリア・チュニジアで食される。なお、チュニジアのタジン鍋はポットの形が違う。

Wikipediaより引用)

タンジーア(Tanjiya)

タンジーア

野菜とお肉とスパイスをオリーブオイルなどで陶器に入れてじっくり火を通す料理、タンジーア。お肉がやわらかく、パンにあう。マラケシュでタンジーアを食べるなら、フナ広場の屋台か、レストラン ダル・ルッシーラがいい。有名店というだけでなく、モロッコ王室に料理を提供したことがある名店なのだ。牛肉とチキンがあるようだ。

ケフタ(Kefta)

ケフタ

ケフタは、モロッコのハンバーグ・ミートボールのこと。スパイスの効いたミートボールは、串にさして焼くケバブから、煮込み料理まで、幅広いラインナップ。お肉は、牛肉またはラム肉またはその合い挽き肉のどれか。おいしくないわけがない。

パン&クスクス

コブズ(Khobz)

コブス/モロッコ

コブズとは、モロッコの丸い食事パン。これがメインのパンなんですね。タジンやスパイシーな肉料理との相性が抜群になるようにつくられたパンは、手で食べるモロッコ料理に最適。ちぎりやすく、そして味が染み込みやすいパンです。中に隙間があって、スライスしてサンドイッチにするのも容易そう。

リガイフ(Rghaif)

リガイフ/モロッコ

ふんわり焼いた丸い形のものが、モロッコ風パンケーキ、リガイフだ。朝食として食べられることが多く、バター、蜂蜜、クリームチーズをたっぷり塗って食べるのが朝食の定番らしい。ホテルの朝ごはんでも出てくる。パンケーキにはたっぷりの蜂蜜、卵、オリーブ、サラダ、ミントティーを添えて、朝ごはんセットの完成だ。

クスクス

クスクス

こちらも、日本ではお馴染みになったクスクス。小麦を小さく砕いたもので、肉やタジンとの相性が抜群だ。食感がおもしろいし、栄養面でも良いと日本でも人気がある。

スープ

ハリラ・スープ

ハリラ・スープ/モロッコ

モロッコのおふくろの味、ハリラ。孤独のグルメにも登場した。豆と肉を煮込んだスープは、心と体をほっこりさせてくれる。食前に食べられることが多いようだが、これとパンだけあればお腹いっぱいになる女性もいるかもしれない。

ベッサラ・スープ(Bessara)

ベッサラ・スープ/モロッコ

そら豆とにんにく、スパイス、バターを煮込み、最後にオリーブオイルをタップリかけて食べる、定番の朝食メニューだ。モロッコの平たいパンと一緒にいただく。オリーブオイルは驚くほどかける。スープの上、1~2cm程はオリーブオイルのが幕。よく混ぜてパンに浸して食べるのがコツのようだ。町中にはベッサラ専門店があり、老若男女問わず、朝から混雑していた。

ドリンク

アッツァイ(Mablebi Mint Tea)

アッツァイ(ミントティー)

モロッコのミントティーは、お酒もタバコも吸わないモロッコ人を癒すものなのだとか。さっぱりとして心落ち着く甘さは、スパイスの効いたモロッコ料理の後にも前にも、朝にも昼にも夜にもぴったりだ。

フレッシュ・ジュース

ざくろジュース

オレンジ、ザクロなどのフルーツを、圧搾機を使い手絞りしてくれるフレッシュ・ジュースは、中東各国では定番。フルーツの高い日本では考えられない。店員さんが一個ずつぎゅっと手絞りして渡してくれる冷たいジュースは、歩き疲れた私たちを癒してくれる最高のドリンクだ。

スイーツ

チェバキア(Chebakia)

チェバキア/モロッコ

モロッコのスイーツ店やペストリーに並ぶお菓子は、どれもツヤがある。中東各国ではシロップをたっぷりかけたスイーツは、老若男女問わず大好物。チェバキアは、蜂蜜、ローズウォーター、ごまが入っており、シロップでコーティングされている。スイーツの種類は多くあるので、気になったものは、ボックスに入れてもらってテイクアウトを。

サボテンの実

サボテンの実

サボテンの実

モロッコは、実はフルーツ大国。夏(6〜9月頃)出回るサボテン・フルーツはぜひいただいておきたい。夏、干からびた喉を潤す大切な水分なのだ。

お酒

レモンとミントのカクテル

モロッコはイスラム教国だ。モロッコを旅した時、「お酒もたばこもやらない」とおじさんが話してくれた。同じイスラム教国でも、トルコのように喫煙者率が高い国もある。マラケシュやカサブランカなどの都市部の一部店舗には、レモンとミントを使ったカクテルがあった。

カサブランカビール/Wikipedia

こちらは、フランス統治下時代に、フランスの飲料メーカーCastel Groupによって製造されたもので、Spéciale Flag (ピルスナー) 、Stork (ラガー)、Casablanca(ラガー)と3種類あるうち、Casablanca(ラガー)が一番プレミアムなビールだ。ビールが好きな方には、少し爽やかな味かもしれない。チャレンジしてみたい方は、JTB世界のおみやげやさんで1本ずつ購入できる。

チャレンジしてみたいフード

バブーシュ(Babbouche)

バブーシュ/モロッコ

フナ広場で食べることができる屋台料理の一つ、バブーシュ。モロッコの靴バブーシュ(Babouche)とカタカナが一緒でややこしい。バブーシュは、クミン等のスパイスをふんだんに使ったエスカルゴ煮。食べるには少しの勇気がいるが、食べてみたらおいしいものだ。銅が豊富に含まれている。日本人は銅不足が多いとされているので、積極的に食してみるのもいかもしれない。

モロッコ名産オリーブと、それにシーフードも!

スークのオリーブ屋さん/マラケシュ・モロッコ

スークなどでは、美しく三角錐に盛られたオリーブを見ることができる。種類も味も豊富だ。スパイスの効いたオリーブが絶品で、味見もさせてくれる。

魚料理の一例/モロッコ

忘れてはならないのは、モロッコは海がある国だということ。新鮮なシーフードは、地中海・大西洋側で豊富に水揚げされ、レストランでは新鮮なまま提供される。肉料理も美味だが、味付けに飽きてしまう。そんなときは魚料理でさっぱりいきたい。中東の魚料理は、揚げ焼き、シンプルに塩をふって焼いたものがほとんど。イタリアンパセリやレモンを絞っていただく。

一人旅だとちょっとツラい食事も楽しく!

ケバブとタジン

一人でモロッコを旅した時、困ったのはタジン鍋。一人用にしてくれるのだろうか?そう思った時、「問題ない」という顔をされ、小さなタジン鍋で持ってきてくれた時は、嬉しいものだった。モロッコは人がフレンドリーだ。店員さんがおまけにデザートをつけてくれたりする。こんな瞬間が、一人旅で良かった、と思える瞬間だ。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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PROFILE

AYGARU OWNER
 
多香 温寿美
Atsumi Takou
 
スピリチュアルカウンセラー
ヒーラー
臼井式レイキティーチャー
AEAJアロマテラピー検定1級
(一社)日本フィトセラピー協会認定ハンドケアセラピスト
添乗員/元大手旅行会社勤務
総合旅行業務取扱管理者
パートナーはトルコ人
 
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