公開日 14/03/2020 最終更新日 2021年10月1日
モロッコは女子一人旅の旅先として、相変わらずの人気ぶり。エキゾチックで、ヘルシーグルメとかわいい雑貨、そしてフォトジェニックなスポットがあるから当然だ。人もフレンドリーで、ちゃんと気を付ければ危険すぎる場所でもない。いいことしかないモロッコには、マストなスポットの他にも、まだまだ知られていない場所が多くある。次のモロッコ旅は、どうするか、整理してみよう。
目次
エリアと主要観光地

モロッコ地図
大まかに、大西洋側の四大古都、高原・砂漠エリア、南モロッコにわけられる。
1.北部・大西洋エリア

歴史あるフェズの街なみ/モロッコ
モロッコ4大古都
マラケシュ(Marrakesh)
フェズ(Fes)
メクネス(Meknes)
ラバト(Rabat)
フォトジェニックな青い町
シェフシャウエン/シャウエン(Chefchaouen)
リゾート地
アシラー(Asilah)
※カサブランカ(Casablanca)もこのエリア
2.高原・砂漠エリア

メルズーガ/モロッコ
オート・アトラス(High Atlas)
メルズーガ(Merzouga)
3.南モロッコ

エッサウィラ/モロッコ
エッサウィラ(Essaouira)
レグズィラ・ビーチ(Legzira Beach)
モロッコを旅したい3つの理由
1.質の良いアルガンオイルを手に入れる

アルガンオイルの伝統的搾油法/モロッコ
アルガンオイルは日本でも大人気で、特に肌質を改善するのではないかと期待されているもの。ひどい乾燥肌だった私もまた、アルガンオイルに助けられている。そのアルガンの伝統的搾油法を見学し、その場で購入ができるアルガンオイル協会なるものが、モロッコ・エルズーガにある。
2.アトラス山脈と砂漠を旅する

オートアトラス/モロッコ
歴史に名高いアトラス山脈は、中東を旅する人なら必ず触れなければならない地だ。聖書とも深く関係してくるこの地はパワースポットとしても知られ、多くの巡礼者も訪れる。モロッコの東にはサハラ砂漠の西端にあたり、砂漠をラクダで歩く体験もできる。
3.ショッピング&グルメ

スーク/マラケシュ・モロッコ
アメリカの人気ドラマ・セックスアンドザシティの撮影地でもあるマラケシュ。歩けば必ずなんとかスークにあたる。スークごとに売られているものが違う。タジン鍋を使ったヘルシーな料理は、種類が豊富。こちらもモロッコ旅には欠かせない。
ツアーと個人旅行

フナ広場/マラケシュ・モロッコ
日本からの添乗員付きツアーは豊富だが、個人でホテルと航空券を予約したオリジナルプランの方がおすすめだ。モロッコの治安はそこまで悪くはないからである。とはいえ、スリや置き引きや少し強引な商売などは横行しているため、注意は必要だ。女性一人旅も出来る国ではあるが、あらかじめ計画を立て、Veltraなどのオプショナルツアー予約サイトをうまく利用し、安心安全な旅を心がけたい。
ショッピングと癒しの天国・モロッコ

シャウエン/モロッコ
モロッコに行く時は、なるべくスーツケースの隙間を多くしよう。オシャレな服は一着あれば十分だ。その分、バブーシュやバッグやピアス等のかわいいアクセサリーやアルガンオイルの化粧品類をたんまりと持って帰るのだ(※)。たくさん歩いたら、おいしい料理とスイーツでお腹を満たし、エキゾチックなリヤドでぐっすり眠る。最高の旅だ。
※今は持って帰ったものをメルカリなどで販売している人もいるようだが、商売する場合、入管時に税金を払う必要がある為、転売はやめておいたほうがいい。
モロッコ王国を旅する準備

モロッコ王国国旗
首都
ラバト(Rabat)
言語
アラビア語(公用語)、フランス語
ベストシーズン
春と秋に訪れるのが◎
気候
カサブランカ・ラバト:地中海性気候で一年中温暖
マラケシュ:一年中温暖
メルズーガ:大陸性気候昼暑く夜寒い(50℃~氷点下まで寒暖差大)
服装
「暑い国」というイメージのみで準備するのは危険。夏でもウィンドブレーカーや厚手のパーカーを持参のこと
冬はダウンを持参
地中海側のみなら、ダウン不要
サハラ砂漠周辺は、冬(日本でいう夏にあたる月)はとても寒く、夏はとても暑く、とても乾燥している。冬は特にセーターやダウンコートが必要。夏でも、夕方以降は急激に冷え込むので、ウィンドブレーカー、長袖、厚手のパーカー等の上着が必要。
フライト

アラン・デュラン (GFDL 1.2 <http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/fdl-1.2.html> or GFDL 1.2 <http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/fdl-1.2.html>), via Wikimedia Commons
フラッグ・キャリア
ロイヤル・モロッコ航空(ナショナルフラッグ/One-World加盟2020/04~)
日本からの直行便はない。経由便を利用する。
所要時間が短いヨーロッパ経由
エールフランス航空(Sky-Team加盟)
KLMオランダ航空(Sky-Team加盟)
料金の安い中東経由
空港

マラケシュ・メナラ国際空港
ハサン五世国際空港(カサブランカ)
マラケシュ・メナラ国際空港(マラケシュ)
空港から市内まで
バスまたはタクシー
シャトルバスが頻繁に出ていて、料金も安い、危険なこともないのでおすすめ
基本情報

リヤドの宿の一例/モロッコ
時差
日本-9時間(サマータイム:-8時間)
宗教
イスラム教
コンセント
Cタイプ
ビザ申請
90日以内の滞在ならビザ不要/パスポート残存期間90日以上必要。
予防接種
不要
通貨
モロッコディルハム(DH)1DH=30円(2020年3月現在)
※補助通貨:サンチーム(C) 100C=1DH
※ユーロ利用可能な場合があるので、念のため持参しておくこと
クレジットカード
利用可能だが、現金社会
チップ
DH10程度
レストランは5~10%
※チップで生活している人多い
消費税(VAT)
小麦粉、砂糖、乳、漁業製品、新聞、書籍などは免除。
一部消費財、自動車・自動車部品などは7%。
ホテル、外食、観光、銀行・為替業務などは10%。
交通、電力などは14%。
水
ミネラルウォーターを飲むこと
アフリカで一番治安は安定しているモロッコでも、あらゆる詐欺には要注意。とにかく話しかけられるが、NOの徹底を。タクシーも詐欺多い。ホテルやレストランで呼んでもらうこと。また、青または緑の看板は公式のものだが、怪しい看板もあり。
旅の計画の参考になるWEBサイト
駐日モロッコ大使館
モロッコ観光局(英語のみ)
外務省海外安全情報(モロッコ王国)
在モロッコ日本国大使館