愛と美の女神アフロディーテの街!世界遺産アフロディシアス遺跡

公開日 2021年10月4日 最終更新日 2021年10月12日

アイドゥン県にあるアフロディシアス遺跡(Afrodisias Antik Kenti)は、メンデレス川沿いに発展した紀元前2世紀~1世紀頃のギリシャ・ローマ遺跡だ。遺跡の名前からもわかる通り、ここアフロディシアスは、愛と美の女神アフロディーテの町。ゲイレという町が地震で崩れてしまい、町全体が別の場所へ移されることになった際、ゲイレの町の下に埋もれていたアフロディシアスの遺跡が発見された。周辺にある大理石採掘場とともに、2017年にユネスコ世界遺産リストに登録されたアフロディシアス遺跡は美しい遺跡で、必見なのだ。

アフロディシアス遺跡って?

アフロディシアス遺跡があるのはココ

地中海・エーゲ海の遺跡とリゾート地

トルコ・アナトリア半島南西部には、ギリシャ古代遺跡がわんさかある。この周辺をドライブすると、「また遺跡!?」となるのだが、そのほとんどは海沿いに集中している。トロイ、エフェス、クニドスなど、商業都市として栄えた大きな古代都市があった。ところが、このアフロディシアスは、海から600メートルも離れた高原にある渓谷である。この辺り一帯は、大理石の生産地であった。ローマ皇帝をして、「アフロディシアスを重要都市として私が選んだ」と言わしめた町なのである。

アフロディシアス遺跡とは?

アフロディシアス遺跡/アイドゥン・トルコ

紀元前5000年頃、この辺りは小さな集落だったが、紀元前2世紀頃には都市計画のもとで大都市となったらしい。ギリシャ神話に登場する、愛と美の女神アフロディーテに捧げた街は、ローマ帝国のみならず、ビザンチン帝国にとっても特別な街であった。紀元前39年頃、ローマ帝国によって免税や自治などの特権が与えられた後、急速に発展し始めることとなった。 街の大通りの周辺には大きな建物が立ち並び、劇場、アゴラ、浴場、神殿があったことがわかっている。

アフロディシアス遺跡/アイドゥン・トルコ

アフロディシアス遺跡/アイドゥン・トルコ

この街をさらに特別にしたのは、なんといっても大理石の彫刻である。近隣で産出される大理石を用いた彫刻はとても素晴らしく、アフロディシアスの名を世界に轟かせることになった。噂を聞きつけた彫刻士や彫刻士の卵たちが結集し、彫刻を学ぶための学校も創立された。

アフロディシアス遺跡/アイドゥン・トルコ

運動競技が行われていたスタジアムは、3万人の人々を収容可能だ。このスタジアムへ行く道の途中には、哲学の学校もあった。芸術だけでなく、哲学、天文学そして医学を研究するためにこの地へ多くの人が集まり、盛んに学び競い合っていたのだろう。アフロディシアス遺跡は2014年にユネスコ世界遺産に登録されたわけだが、さらに専門家らによって、世界で10本の指に入る素晴らしい遺跡であるというお墨付きをいただくこととなったようだ。

ギャラリー

アフロディシアス遺跡の彫刻/アイドゥン・トルコ

アフロディシアス遺跡の彫刻/アイドゥン・トルコ

彫刻した方がそこにいるなら、拍手喝采で褒めたたえたいくらいの彫刻が、そこかしこに転がっている。

競技場/アフロディシアス遺跡・アイドゥン・トルコ

劇場/アフロディシアス遺跡・アイドゥン・トルコ

写真では伝わりづらいかもしれないが、競技場がとにかく大きい。万が一、彫刻に興味がない方が訪れても、この競技場だけは見ておくべきで、そして誰もが驚く広さである。

アフロディシアス公式サイト

www.aphrodisias.org

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アフロディシアス博物館

アフロディシアス博物館/アイドゥン・トルコ

発掘されたすばらしい彫刻の数々は、ここアフロディシアス博物館が所蔵・展示している。開館は1979年という歴史ある博物館は、遺跡好き、彫刻好き、ギリシャ・ローマ遺跡好きなら絶対に見逃せない博物館だ。個人的に、ギリシャ・ローマ遺跡が大好きで、大理石の彫刻も360度ぐるっと見てしまう。その保存状態の良さに驚くばかりで、じっくり見るなら半日は必要だ。

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アクセス

アイドゥン市内/トルコ

アフロディシアス遺跡はあんなに素晴らしいのに、交通の便が悪い。アイドゥン県の東端で、アイドゥン市内からは遠いのだ。
アイドゥン市から行くなら、まずはバスを2回乗り継いでKaracasu(カラジャス)地区へ向かう。さらにGeyre(ゲイレ)地区までミニバスに乗り、ゲイレ地区からさらにミニバスに乗ってアフロディシアス遺跡を目指すという面倒なことになる。それなら、レンタカーを借りていくか、アイドゥン市内の旅行会社でアフロディシアス遺跡のツアーを探すかの方がいい。

カラジャス地区/アイドゥン・トルコ

アイドゥンよりも実はディズリ市の方が近いのだが、デニズリでパムッカレとあわせて現地発着ツアーがあるなら、それに参加した方が賢明かもしれない。(未確認です…)

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2019/8/3)をリライトしたものです。

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