美味しいものだらけ!黒海地方を食べつくそう!

公開日 2021年10月17日 最終更新日 2021年11月13日

ロシアの対岸に位置する黒海地方。黒海を臨む海沿いにありながら、すぐ背後には2000〜3000m級の山々がそびえている。その為、黒海地方の気候は、温暖で湿潤、日本と同じ四季がある。この地域では、味の濃い野菜、新鮮なミルクからつくられるチーズ、素朴な小麦料理、黒海で水揚げされた新鮮なイワシの料理など、よだれゴクリの絶品料理の数々が待ち構えている。黒海を旅するなら、というより、食い意地がはっている私が「食べたくて旅をする」そんな料理をまとめてみた。

名物イワシ料理!

黒海地方名物イワシ料理(Hamsi-Tava)

黒海で水揚げされる魚といえば、なんといってもイワシ(Hamsi)。黒海地方の中でも特にトラブゾンの名物料理とされている。軽く衣をつけて焼いたり揚げたりしたものに、レモンをしぼっていただくシンプルなスタイルがスタンダードのよう。

イワシのピラフ料理(Hamsi Pilav)

まるでケーキのようなピラウや、アンチョビのオムレツ(hamsi kayganası)などのアンチョビ料理もある。リゼでは、川魚マスの料理も名物だ。

トラブゾン・パン

トラブゾン・パン

トルコ全国のベーカリーでも購入できる「トラブゾン・パン(Trabzon Ekmeği)」または「ワクフケビル・パン(Vakfıkebir)」の本場であるトラブゾン。小枝や枯れ葉などを燃やして熱した石窯オーブンで焼く硬めのパンだ。天然酵母や全粒粉を使っていることが多いので、ヘルシーなイメージ。元々は、長い冬を終え、春になって高原の小屋へパンを持っていくために焼かれていたものなのだとか。ベーカリーによって、形もさまざま。

トラブゾンのパン屋さん

トラブゾン市内の主要幹線道路にあるお店で購入できる。「Fırın Ekmek(パン屋さん)」や、「Taş Fırın(石窯)」などの看板を見かけたら、ぜひのぞいてみよう。パンの作り方から丁寧に見せてくれることが多い。さすが親日国。

黒海スタイルのコーンブレッド

コーンブレッド

日本ではあまりみかけない(と思う)が、トルコでは「とうもろこし粉(Mısır Un)」がスーパーでも売られていて、料理やお菓子に小麦粉とともに使うことが多くある。そのとうもろこし粉を使って焼いたコーンブレッド(Karadeniz Usulü Mısır Ekmeği)は、コーンの香りが甘くただようシンプルなブレッド。日本人には好き嫌いわかれるみたいだった。蜂蜜やヨーグルトとの相性が抜群。

コーンブレッド

作り方は、とうもろこし粉、砂糖、ヨーグルト、オリーブオイル、牛乳、ベーキングパウダーをまぜてオーブンで焼くだけ。黒海地方特産の蜂蜜やヨーグルトと一緒に食べるとより美味しい(気がする…)。

トラブゾン・クイマク

クイマク

Kuymak(クイマク)または Muhlama(ムフラマ)とよばれる料理は、コーカサス、中東、トルコ各地域で食べられているらしい。ここトラブゾンのクイマク(Trabzon Kuymak)は、途中で冷たいお水を入れる独自の作り方なのだとか。とうもろこし粉と、白チーズ、バター、塩のシンプルな材料でできている。チーズ好きなら、絶対に食べるべきだ。

黒キャベツ/ケール

黒キャベツのサルマ

黒キャベツのサルマ

黒キャベツのサルマ(Kara Lahana Sarması)は、トラブゾンでとれる、キャベツに似た大きな葉っぱの野菜・黒キャベツ(Kara lahana)で作る前菜。キャベツの外側の葉っぱのイメージだけど、柔らかく煮ているので、繊維質は気にならない。お米、キャベツを炒めてトマトースで味付けした具を黒キャベツで巻き、オリーブオイルとトマトソースでじっくり煮込む家庭料理。

ヤプラック・サルマス

全国的には、ヤプラックサルマスとよばれるブドウの葉で巻いたものが食べられている。

黒キャベツのスープ

黒キャベツのスープ

キャベツと言いながらも、近年、Kara Lahana(カララハナ)とは、キャベツの葉ではなく、日本でもお馴染みのケールをさすことが多くなったらしい。黒キャベツのスープ(Kara Lahana Çorbası)はケールのスープになりつつあるということだ。実際、ケールの方が栄養満点な気がする。豆や野菜などと一緒に煮込んでいただく、具だくさんの栄養満点スープだ。

ラズ・ボレイ

ラズ・ボレイ

黒海地方のラズという地域(民族)で作られるスイーツ、ラズ・ボレイ(Laz Böreği)。バクラヴァの中に、やわらかいプディングをはさんでオーブンへ。何層も重ねたパイ生地と甘いプディング生地が、美味しくないわけがない!

黒い巣蜜

黒い巣蜜

日本でも最近、「コムハニー」「巣蜜」として人気の、蜂の巣を丸ごと食べる蜂蜜は、トルコでは昔から伝統的に食べられているそう。食べてみると、日本でいただくいつもの蜂蜜とは全然味が違うことに驚く。特に、黒海地方特産の黒い蜂蜜(Karakovan balı)は、天然のものを厳選している為、少し値段は高いが、他地方のものとは比べ物にならないほど濃厚で香り豊か。黒いとは、その見た目の色が黒いから。トルコに限らず、オーガニックの蜂蜜はどれも色が濃い茶色であることが多い。

シロン

シロン

地域によって、シロン(Siron)ともジロン(Ziron)ともよばれるこの料理は、トルコ人の大好物・マントゥ(餃子)のようなもの。ユフカをくるっと巻いて、にんにくヨーグルトソースをかけてオーブンで焼き、香ばしく味付けされた牛ひき肉をのせて、たっぷりのバターをかけていただく。少しカロリーは高そうだが、食べれば誰もが大好きな味。日本人は一口食べてちょっとびっくりするかも。マントゥとは一味違ったおいしさだ。

黒海のピデ

カラデニズ・ピデ

トルコには地域ごとにオリジナルのピデが存在している。黒海地方名物のピデもあって、たっぷりのバター、半熟卵、香ばしく炒めたひき肉やほうれん草でつくるカラデニズ・ピデ(Karadeniz Pidesi)は、数えきれないほどあるピデの種類の中でも、人気があるレシピ。イスタンブールなどのチェーン店でもカラデニズ・ピデをいただける。

お土産にはぜひチャイを!

ウズンギョルでチャイ/トラブゾン・トルコ

トラブゾンの近郊の町リゼは、トルコ人の愛する茶葉の一大生産地。国有企業・チャイクル社(Çaykur)をはじめ、さまざまなブランドの紅茶を生産していて、トルコ全土のスーパーで購入できる。ティーバックに入ったタイプやフルーツフレーバーティーもあるので、お気に入りを探して、お土産に購入するとバラマキ土産になって最高だ。

チャイクル公式サイト

チャイクル公式サイト

 

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※この記事は、トルコのとりこ(2019/9/7)をリライトしたものです。

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