絶品にんにくヨーグルトソースでどうぞ!トルコの餃子マントゥ

日本でもみんなが大好きな餃子は、トルコでも国民食。日本では豚肉を使うことが多いけれど、イスラム教のトルコでは、牛ひき肉を使う。にんにく入りヨーグルトソースをたっぷりかけて食べるマントゥは「おふくろの味」で、日本と違って爽やかな感じ。日本でも揚げ餃子、焼き餃子、水餃子とあるように、トルコにも種類豊富で、同じ水餃子でもサイズも形もさまざま。トルコのマントゥまとめてみた。

マントゥって?

マントゥ

餃子は中国からシルクロードを通してさまざまな国に伝わり、シルクロードのアジアの終点となるトルコでは、マントゥ(Mantı)とよばれている。日本と同じく、トルコでも老若男女問わずマントゥが大好き。特に、アンネ(お母さん)が作ったマントゥがやっぱり一番おいしいようだ。具材はシンプルに、牛ひき肉と玉ねぎ、塩コショウと、パプリカパウダーのみが多い。特徴的なのは、にんにく入りヨーグルトとトマトソースで食べるところ。最初だいぶ違和感あるけれど、慣れたらにんにくの香りが病みつきになる。

シンプルなひき肉のマントゥの作り方

マントゥ

マントゥ

マントゥを作る時は、皮から作るのが基本。日本みたいに餃子の皮は売っていない(と思う)し、基本、お惣菜というのが無い。レンチンするような出来合いの物は販売されているけど、美味しくない…。なので、食べたければ皮から手作りするしかない感じ。小麦粉、水、塩、卵で、こねて、ねかせて、そして丸く整えて包む、ゆでるor焼くor揚げるという工程は全く一緒。多めのバターと、サルチャとよばれるトマトソースをまぜてソースをつくり、マントゥに混ぜ込む。食べる直前に、にんにくヨーグルトとミント、スマック、こしょうをかけてできあがり。

マントゥ

包み方は、お店や家庭によっていろいろみたい。ラザニアみたいにしたり、親指大に小さくしたり、色々な形やサイズで作られている。ネパールのモモみたいに大きなものもある。日本の百均で売っている餃子の皮包みを持っていると、とても楽につくれたりする。

マントゥの種類

トルコ人が愛するマントゥは、地方によって独特の食べ方や形や料理法があったりするし、トルコ全土で食べられている種類も豊富。代表的なものを集めてみた。

カイセリ・マントゥ(Kayseri mantısı)

カイセリ・マントゥ

中央アナトリアにあるカイセリ市のマントゥは、トマトスープで食べる小さな小さな餃子…。餃子というより、小さすぎてミニミニ・ラビオリのようなもの。小指の先くらいの小さなラビオリが、お皿にたくさん入ってサーブされる。中には、クミンなどの香辛料が入っている。ヨーグルトとトマトソースと香辛料をかけていただく。小さければ小さいほどいいらしい。

シノップ・マントゥ(Sinop mantısı)

こちらは、黒海地方にあるシノップ市の名物マントゥ。荒くつぶしたクルミを振りかけるので、ジェヴィズリ・マントゥ(Cevizli Mantı)ともいわれる。ヨーグルトをかけるものとかけないものがあるようだ。個人的には、くるみの歯ごたえと甘みでおやつっぽくて好き。

テプシ・マントゥ(Tepsi mantısı)

テプシ・マントゥ

テプシとは、トレイのという意味で、マントゥの両側だけとじて、真ん中を開いたまま整形し、トレイに隙間なく並べて(ここがポイントらしい)、トマトソース、お湯、塩をいれてオーブンで蒸し焼きにする。真っ赤に染まったトマト味のマントゥには、定番のヨーグルト&ミント&チリパウダーのソースをかけていただく。

ボシュナック・マントゥ(Boşnak mantısı)

ボシュナック・マントゥ

ボシュナック・マントゥの生地は、たっぷりの牛乳を使って作る。なめらかな生地を湯葉くらいに薄くのばして、牛肉のフィリングをくるくる巻いてオーブンで焼く。さくさくの焼き餃子が完成する。カイセリ・マントゥも強めのにんにくヨーグルトソースで食べるけれど、ボシュナック・マントゥもにんにく多めが美味しい。

チュトゥル・マントゥ(Çıtır mantı)

チュトゥル・マントゥ

チュトゥルとは、サクッとした、という意味なので、日本語ならサクサク餃子=揚げ餃子になるかと思う。小さめに整形したマントゥを油で揚げて、にんにくヨーグルト&トマトソースでいただく定番のマントゥ。

マントゥが食べられるお店

マントゥ

マントゥ専門店は、Mantı Evi(マントゥエヴィ:餃子ハウス)や、 Mantıcı(マントゥジュ:マントゥ屋さん)といい、店名になっていることが多い。レストランでもメニューに載っていることが多いので、見かけたら食べてみてください。ミグロスなどのスーパーでも、チルド(なのかな?)のマントゥが売られている。けど、ちょっと美味しくないので、お店で食べた方がいいと思う。

テプシ・マントゥ

もはや芸術の様相のマントゥを見る度に、トルコのアンネたちも器用だなと感心してしまう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2019/7/21)をリライトしたものです。

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