ピザの起源?トルコ版ピザ・ピデとひき肉の薄いピザ・ラフマジュン

公開日 2021年11月12日 最終更新日 2021年11月13日

ピデもラフマージュンも、トルコではファーストフード的な存在。「イタリアのピザはピデが起源だ」と言うトルコ人もいるほどご自慢のピデは、生地に具材をのせて、石窯オーブンで焼い2019たものだ。対するラフマージュンは、中東各国で食べられている料理で、トルコでも定番中の定番。薄く長く伸ばした生地の上に、スパイシーな味付けのひき肉とトマトペースト、にんにくをのせて、オーブンで焼いたもの。どちらも日本人にもぴったりハマる味なので、トルコを旅したら一度は食べておきたい。ピデとラフマージュンをまとめてみた。

ピデ

ピデは、トルコ版ピザ。チーズやトマトやお肉やほうれん草など具材は豊富で、石窯で焼き上げるジューシーで少しスパイシーなピザは絶品。なのだけれど、実は丸い食事パンのこともピデ・エキメキというようで、2種類の”ピデ”をまとめてみた。

イチリ・ピデ(Içli Pide)

ピデ

ピデといえば、主にこちらをさす(と思う)。イチリは“中に”という意味で、ピデに具を添えてオーブンで焼き上げたもの。具材はチーズ、サラミ、ひき肉、ほうれん草、卵、にんにくがメイン。好きな具材で焼けるので、自宅でも作られている。ピデは、トルコの地方ごとに名物ピデが存在していて、特に黒海地方ピデが有名だ。思いつくピデをメモしておく。

黒海ピデ(Karadeniz Pidesi)

カラデニズ・ピデ

おいしいピデの代名詞ともいえる黒海地方のピデは種類豊富で、一週間の滞在中に毎日ランチに食べても、まだすべての種類を食べきれなかったほど。卵とバターをたっぷり生地において、くるっと包んだピデが特徴かと思う。ひき肉と卵がのったピデ、ほうれん草とひき肉と卵のピデなどなど、黒海地方で一番のグルメ・シティ、トラブゾンを旅したら、一回は食べておきたいもの。

サフランボル・ピデ(Safranbol Pidesi)

サフランボル・ピデ/レストラン:çevrikköprü3

世界遺産・サフランボルの名物料理であるサフランボル・ピデ(Safranbol pide)。炒めた牛ひき肉、ほうれん草と玉ねぎ、それにパセリが入ったピデは、くるっと巻いてあるタイプ。外はこんがり、中はほうれん草のみずみずしさが味わえる。あくまでほうれん草が主役で、ひき肉は引き立て役。意外とあっさりしているので一皿食べられる。

コンヤ・ピデ(Konya Pidesi)

コンヤ・ピデ(Konya Pidesi)

アナトリア大陸のど真ん中・古都コンヤは、ルーム・セルジューク朝時代の首都であった。首都には当然、おいしいものがたくさん集まるものだ。グルメな人をうならせる料理の一つが、コンヤ・ピデ(エトゥリ・エキメキ)だ。特にボルロカンタというお店のピデはランチにおすすめ。

ピデ・エキメキ(Pide Ekmeği)

ピデ・エキメキは、丸い形で、格子状に切れ目が入っている状態で売られている。レストラン等でケバブをオーダーすると、このパンがケバブの下に敷かれた状態でサーブされることが多い。

アダナ・ケバブ

アダナ・ケバブ、フルン・ケバブには必ず添えられているイメージだ。ケバブの皿には、ピデ・エキメキと、ひきわり小麦のピラフが添えられていることが多いのだけれど、さらに、バゲットも食べるので、さすがは小麦大国だなといつも思う。

ピデ・エキメキ(ラマザン・ピデ)

ラマザン(断食月)にいただく特別な食事には、ラマザン・エキメキ(Ramazan Ekmeği)として登場する。

ラフマージュン

中東各国で食べられている料理で、トルコでも定番の料理だ。薄く長く伸ばした生地の上に、スパイシーな味付けの、ひき肉とトマトペースト、にんにくをのせて、オーブンで焼いたもの。パセリ、玉ねぎなどのお野菜と、唐辛子がお皿に添えられていることが多い。地域やお店によっては、パプリカやナスが添えられていることもある。

ラフマジュンとは?

ラフマージュン

 

ラフマージュンは、トルコのみならず、アルメニアやレバノン、シリアなどの地域一帯で食べられる薄い生地にスパイシーなひき肉をのせて焼いた丸いピザ。一般的には、レモンと生野菜がついてくるので、しぼって食べたり、野菜をのせてくるっとまいて食べる。人によっては(地域によってはかも)、唐辛子のようなししとうのような辛味のある「ビベル」とともに食べる場合もあるようだ。

ラフマージュン

サイズはお店によっていろいろかもしれないけれど、直系15cmほどのサイズで提供されることが多いので、女性なら一枚でお腹いっぱい…または、一枚食べられないことがある。

ピデとの違いって?

ラフマージュン

ピデは一般的には船のような形をしているもので、ラフマージュンよりも厚めの生地で作られる。具材も違っていて、ピデは卵、ほうれん草、ひき肉、チーズ等、さまざまな具材を乗せて焼くもの。バリエーションが豊富なのがピデに対して、ラフマジュンは、とてもシンプルかつスパイシーな味。

ラフマージュン/トルコ

ラフマージュンは、あらゆるお店で食べることができるけれど、ガズィアンテップ市のラフマージュンが最高とされている。コンヤのエトゥリ・ピデのように、ピデともラフマージュンとも、説明しがたいようなものもある。

ランチに最適なピデとラフマージュン

ピデ

どこのお店が美味しいとは書けないけれど、おおむね、トルコ人に尋ねてお店へ行くと、美味しいお店にありつける。グーグル・マップのレヴューは信頼できるのだけれど、地元の人に頼るのが一番いい。一緒に頼むドリンクは、トルコ人たちにならってアイラン(ヨーグルトドリンク)でもいいけれど、チーズとスパイシーなお肉がけっこう重たいので、炭酸飲料を頼むといいと思う。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2019/7/3)をリライトしたものです。

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