イスタンブールにある「最後の最高傑作」ブルーモスク!スルタン・アフメット・ジャーミィ

公開日 2021年10月21日 最終更新日 2021年10月21日

イスタンブールには、数々の素晴らしい歴史的モスクが集まっているが、ここスルタン・アフメット・ジャーミィ(Sultan Ahmet Camii)は、その中でもイスタンブールを代表するモスクなので、テレビや雑誌などで取り上げられることも多く、トルコを代表するモスクと言っても過言ではないと思う。通称ブルーモスクと親しまれる壮大なモスクをあらためてブログに残しておこう。

スルタン・アフメット・ジャーミィの歴史

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

スルタン・アフメット・ジャーミィは、オスマン帝国第十四代皇帝・アフメット1世の勅令を受けて、建築家メフメド・アーが建てたもの。1609年から8年もの歳月をかけて建設された。このメフメド・アーという建築士は、あのミマール・シナンの弟子にあたるらしい。ミマール・シナンから引き継いだ技術に、イスラムの伝統とビザンチンの技術をあわせた、まさしく集大成とも言えるモスクだ。

カアバ神殿

完成当初、メッカのカアバ神殿と同じ6本のミナレットであったため「立派過ぎる」と批判が集まったようだ。そこで、カリフ(イスラム教の最高権威者)を兼ねていた当時のオスマン帝国皇帝は、カアバ神殿に7本目の新しいミナレットを建設するよう指示をして、なんとか批判はおさまったそうだ。

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

スルタン・アフメット・ジャーミィの別称はブルーモスク。色鮮やかなブルー、グリーン、ホワイトのイズニックタイルで装飾されているからのようだ。名付けたのはヨーロッパの人々が最初に「ブルーモスク」と名付けたらしい。

オスマン建築の集大成

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

ブルーモスクのデザインは、オスマン帝国時代ののモスク技術と、ビザンチン教会建築の200年にわたる融合の傑作とされているらしい。中央の大ドームは、高さ43メートル、直径は23.5メートル。大ドームの周りには8つのドームがある。ブルーモスクに行く時はこのモスクだけ立ち寄ってしまうものだが、見所はモスクだけにとどまらない。

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

ブルーモスクは、オスマン帝国・伝家の宝刀である複合施設。モスク以外にも、学校、病院、お墓などが敷地内に建てられている。以前はもっと広い敷地に多くの建物が建てられていたらしいのだが、そのうちのいくつかは現存しないようだ。広大な土地に、複数の施設を持つスルタン・アフメット・ジャーミィは、古代のオスマントルコ建築において、「最後の最高傑作」とも評される理由はこういったところにもあるようだ。

一番の見どころ・ブルータイル

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

モスクの内部は、200色以上で彩られたステンドガラスから差し込む光で神秘的な雰囲気になっている。建築当初、ステンドガラスは、ベネチアからの贈り物だったようだ。

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

足元の真っ赤なチューリップ柄の絨毯は、信者からの寄付なのだそう。ここは現役のモスクなので、いずれも摩耗したら取り換えていく仕組みだから、すでに絨毯が変わっているかもしれない。歴史的な重みがある絨毯ではないらしい。

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

さらに、神秘さを助長させているのが、2万枚以上のイズニックタイルだ。トルコの伝統色である黄、赤、青で描かれた伝統的なタイルは、花や果物、糸杉、チューリップなどのデザインで彩られている。特に、トルコを象徴する花、チューリップのタイルは見事だ。チューリップだけでも、50種類以上のパターンがあるのだそう。時代とともにイズニックタイルの値段が上昇したことから、タイルの出来はさまざまなのだとか。それでもやはり、素晴らしい色彩。

スルタン・アフメット・ジャーミィ/イスタンブール・トルコ

建築当初のシャンデリアには、蜘蛛が寄り付かないよう、ダチョウの卵が使われていたらしい。チューリップ柄の赤い絨毯とのコンビネーションはとてもエキゾチックで、写真におさめずにはいられないもの。ブルーモスクは、今も多くの方が祈る現役のモスクなので、入口でのスカーフ着用や、祈っている間の写真撮影は控える等、配慮が必要になる。また、入口横では寄進もできる。寄進したからといって何か特典があるわけではないけれど、「寄進しました」という紙がもらえる。

アクセス

トラムヴァイ/イスタンブール

トラムヴァイのスルタンアフメット駅から徒歩5分ほど。
祈りの時間は入場できず外で待たなければいけないことがあるため、下記公式サイトを確認してから訪問したい。

 

スルタン・アフメット・ジャーミィ公式サイト

www.sultanahmetcamii.org

goo.gl

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2019/8/27)をリライトしたものです。

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