トルコ旅行どこに行く?地域ごとに訪れるべき魅力をご紹介!

公開日 2021年11月9日 最終更新日 2021年11月9日

トルコ旅行で訪れるべきスポットを地域ごとにまとめてみました。旅の計画の参考になれば幸いです。

トルコの大地

Map of Turkey

西はブルガリアとギリシャ、東はジョージアとアルメニア、南東はシリアとイラクに国境を接する、“東西文明の十字路”には、魅力的な観光地がたくさんある。文化も食事も、ヨーロッパやコーカサス、中東、アジアがぎゅっと凝縮された感じ。豊かな大地からはオーガニックや減農薬の野菜や畜農産物が山ほどとれて、自給率は100%。三方を海に囲まれていて、北は黒海、南はエーゲ海、西は地中海と接している。世界遺産などの観光スポットだけではなく、ヴァカンス客が訪れるリゾート大国としても知られている。

イスタンブール

ボスポラス海峡クルーズから新市街をみる

トルコ最大の大都市イスタンブール。「世界で唯一、アジアとヨーロッパにまたがる街」。ここには、東ローマ帝国や、オスマン帝国の“古”と、最先端の流行発信地としての“新”、その両方が存在している。街は、ボスポラス海峡を挟んで、アジア側と、ヨーロッパ側にわかれている。

テオドシウスの城壁/イスタンブール・トルコ

ヨーロッパ側には、東ローマ帝国時代に建てられた教会や城壁、オスマン帝国時代に築かれたトプカプ宮殿をはじめとした歴史的遺産やモスクや2つの大きなバザールなどがあって、これらはユネスコ世界遺産として登録されている旧市街。イスタンブール観光のメインはこの旧市街になる。

イスティクラール通り/イスタンブール・トルコ

同じくヨーロッパ側の新市街には、トルコ一の繁華街であるイスティクラール通りがあって、流行の最先端を知ることができる。観光としては、軍事博物館やドルマバフチェ宮殿などもあり、オルタキョイなどの若者が集まるデートスポットも海沿いにある。ツアーで宿泊するような四つ星~五つ星ホテルはこの新市街にある。

ユスキュダルのミフリマー・スルタン・ジャーミィ/イスタンブール

アジアサイドは、地元の人が通うようなショップがあったり、ミフリマー・スルタン・ジャーミィ等の歴史的建造物があったりする。ヨーロッパでも中東でもアジアでもあるこの独特な雰囲気にハマル人は少なくないようだ。個人的には、無添加コスメなどを探しに行くのが大好き。

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イスタンブール近郊の町

セリミエ・ジャーミィ/エディルネ

イスタンブールの西、ブルガリアとの国境近くには、オスマン帝国第二の首都であったエディルネがある。天才建築家シナンが自ら「最高傑作」としたモスクと、グルグル模様が美しいモスクが見逃せない。イスタンブールよりもさらにギリシャやブルガリアに近いこの町は、イスタンブールからの日帰り旅が定番。

ブルサ

イスタンブールの東、マルマラ海を挟んだ対岸のアジア大陸には、「オスマン帝国が勃興した町」「杜の都」と称される街・ブルサがある。ブルサは特別な町だと語るトルコ人が多い気がするけれど、緑と自然と歴史が上手に共存していて、美味しい物も多い上、ブルサのウル・ジャーミィがあるからのようだ。そのブルサの近くには、イズニックタイルで名をはせた町、イズニックがある。

イズニックとイズニック湖

大きな町が点在しながらも、海・山・湖といった大自然とも共存しているのがこの地域の特徴であり、見どころはたくさんある。こちらも日帰り旅または1泊2日の旅がおすすめ。

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カッパドキアと中央アナトリア

カッパドキア

ギョレメの熱気球ツアー/カッパドキア

火山と、長年の雨風の浸食がもたらした造形美であるカッパドキアの大自然と奇岩群は、スターウォーズの世界とも、地球外の風景ともいわれ、イスタンブールと並ぶトルコ観光のハイライトとなっている。

サンダルの教会/ギョレメ野外博物館・カッパドキア・トルコ

奇岩群は、ローマ帝国時代に迫害されていたキリスト教徒の隠れ家になっていたとされる。また、修道士たちは好んでここを訪れて滞在し、残した岩窟教会は30以上もあるそうだ。これらの内部に描かれたビザンチン絵画は、世界遺産に登録されているギョレメ野外博物館のほか、あちらこちらの岩窟教会で見ることができる。

ギョレメの夜景/カッパドキア・トルコ

深く、広く、どこまでもつながっている謎の地下都市は、日本でも都市伝説として有名になった。夏涼しく冬温かい洞窟ホテルへの宿泊、熱気球からの朝焼けなどなど、トルコ最大の観光スポットは、見どころもアクティビティも満載だ。

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中央アナトリア

コンヤ

アナトリア大陸の真ん中にある町コンヤは、世界中で賢人・詩人として敬愛されているメヴラーナが創設した、イスラム神秘主義教団メヴレヴィーの町。ルーム・セルジューク朝の首都として栄えたコンヤには、おいしいピデとチーズ、ケバブがある。

ハットゥシャ遺跡/チョルム・トルコ

謎の多い古代の大帝国ヒッタイト。その首都として栄えたハットゥシャシュの遺跡は、黒海と中央アナトリアをわける山側にひっそりとある。『天は赤い河のほとり』の舞台となっていたあのハットゥシャで、『王家の紋章』のイズミル王子がいたあのハットゥシャだ。これらのマンガが好きな方は、絶対訪問した方がいい聖地とも言える。

アタテュルク廟/アンカラ・トルコ

そのヒッタイトの貴重な発掘物を所蔵・展示しているアナトリア文明博物館や、トルコ建国の父アタテュルクの眠るアタテュルク廟がある首都アンカラも必見だ。最近は、歴史的なトルコ建築の家並みも復元されてショップとして利用されるなど、見所がますます増えている。中央アナトリアには、歴史ファンならずとも、古からの歴史をなぞる旅に深く浸れる町が点在している。

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エーゲ海遺跡とリゾート

チャナッカレにあるトロイの木馬/トルコ

聖書にも登場する”七つの教会”があったエーゲ海地方。ローマ・ギリシャ文化と歴史が残されているこの地域には、数多くの古代文明の遺跡が残されている。それらの多くはユネスコ世界遺産として登録されていて、たとえば、トロイ、エフェス、アフロディシアス、パムッカレなどがあげられる。

熱気球ツアー/パムッカレ

こういった有名な遺跡以外にも、街中・郊外問わずあらゆる場所に、ギリシャ神殿風の建築物や、古代遺跡がごろごろ転がっている。オリーブオイルを使った料理がおいしいとされ、トルコワインの生産地としても知られるようになってきた。

エーゲ海リゾートチェシュメ/トルコ

アナトリア半島の西側にはエーゲ海が広がっている。イズミル県からムーラ県にかけての海は、「ターコイズコースト」と称され、ヨーロッパや中東から多くのヴァカンス客が訪れるリゾート地。

ボドルム/ムーラ・トルコ

元々はギリシャ人が居住していたエーゲ海地方は、ギリシャの雰囲気を残す町やホテルに滞在して、古代遺跡を巡りながら、おいしいトルコ料理が食べられるリゾート地なのだ。

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地中海

カプタシュビーチ/カルカン・アンタルヤ

ここ地中海沿岸にも、深いブルーと透き通ったターコイズブルーの海がある。その中心となっているのはアンタルヤで、ヨーロッパやロシアなどから直行便が発着する空港があり、大型のリゾートホテルが多く立ち並んでいる。

アンタルヤ/トルコ

地中海リゾートでは、オールインクルーディブの高級リゾートホテルでヴァカンスを過ごすことが多いようだ。秋口くらいにアンタルヤに行くと、寒くなってきているのに元気に海で遊ぶロシアや中東のファミリーに出くわすことも。

シメナ遺跡/アンタルヤ・トルコ

地中海地方には、リュキア連盟の遺跡が数多く残されていて、サンタクロースを生んだ町・ミラの遺跡や、海に沈んだ遺跡シメナのなど、小さいながらも歴史ファンや遺跡好きなら訪れておきたい遺跡が多数ある。

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黒海地方

アマスラ/バルトゥン・トルコ

セブンレイク国立公園/ボル・トルコ

ロシアの対岸にある黒海地方は、海と山脈に挟まれていて、春夏秋冬があり、湿潤で常緑樹が茂る、穏やかで緑豊かな地域。四季があるため、日本ととてもよく似ていると言われるけれど、日本よりも雨がたくさん降るイメージだ。まだ手つかずの自然が残されている黒海地方の中には、トラブゾン、サムスンなどの海沿いの大きな都市と、世界遺産サフランボル、トレッキングで人気のボル、ジョージアとの国境付近にあるリゼなどがある。

ハムシとよばれるイワシ料理

黒海地方の名物料理として、ハムシとよばれるいわしの料理、ピデ、豊富な果物やナッツ類、茶葉や農産物の他、チーズなどの畜産物も名産品。そして、どの町にも、トルコの伝統的な家屋や街並みが残されていて、古き良きトルコの田舎町を旅できるというのが魅力だ。私がトルコで一番好きなのはこの黒海地方。ガチャガチャした観光地が苦手で、人の温かさに触れながらのんびりした旅がしたいなら黒海が一番いいと思う。

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南東アナトリア

東側テラス/ネムルット山・アドゥヤマン・トルコ

シリアやイラクと国境を接する南東アナトリア地方。最大の目玉はなんといってもネムルット山と、ギョベクリ・テペだ。地震によって崩れ落ちた巨頭が、ゴロゴロ転がる山頂から眺めるツアーが人気の世界遺産・ネムルット山は、朝日と夕日が昇る時間帯に訪れると、真っ赤に染まるメソポタミアの大地を一望できる。行くのが遠いだけに、生涯忘れられない景色になるだろう。

シャンルウルファ博物館/トルコ

シャンルウルファのギョベクリ・テペ遺跡は、旧石器時代と新石器時代の歴史年表を覆す大発見になったとされ、世界中の注目を集めている。Netflixのオリジナルドラマ・アティエの舞台ともなった。また、ガズィアンテップはグルメな街として、また、ピスタチオの産地として有名で、ケバブやバクラヴァが超絶美味しいことで知られる。
※南東アナトリアの国境沿いの町と、ディヤルバクルには、レベル3~4の治安情報がいつも出ている。渡航の際は、最新の海外安全情報をご覧ください。

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東アナトリア

聖グレゴリオ教会/アニ遺跡・カルス・トルコ

アルメニアやジョージアと国境を接する東アナトリア地域には、コーカサス地方の文化が色濃く残っている。アルメニア正教会が多数残されているアニ遺跡は、ユネスコ世界遺産に登録されている。

アララト山

ノアの方舟が漂着したとされるアララト山と、ノアの箱舟が残されているという国立公園もこのエリアにある。ワンには、左右瞳の色が異なるワン猫に会える施設がある。チーズやはちみつなどがこの地方の特産品で、牧畜や農業が盛んな地域でもある。まだまだ東アナトリアを訪れる日本人は少なめだけれど、クラブツーリズムなどがたまに東アナトリア周遊ツアーを催行しているので、機会があれば一度は訪れてみてほしいエリアだ。

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次の旅はどこへ?

ポクト高原/リゼ・トルコ

「東西文明の十字路トルコ」とよく目にするけれど、旅してみるとまさにそれを実感する。イスラム教を国教としながらEUに加盟を希望していることをあげても、西なのか東なのかよくわからない。どれにも属さず、どれにも属する不思議な国というイメージでもある。だからこそ、一度旅すると何ヵ国も旅した気分が味わてだいぶお得な感じさえする。古代文明の痕跡を辿るも良し、イスラム文化を知るも良し、イケメン探しをするも良し、世界三大料理を胃が限界を迎えるまで堪能するも良し、だ。

エフェス遺跡/イズミル・トルコ

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2019/7/5)をリライトしたものです。

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