【充実編】エジプトのオアシス・シワへ旅したい理由

公開日 20/03/2020 最終更新日 2023年9月12日

エジプトといえば、ギザのピラミッドにアブシンベル神殿など、有名な建築物のほとんどがパワースポットであるといわれる。私がピラミッドよりもおすすめしたいパワースポットは、砂漠にあるオアシス・シワだ。シワは、本当に特別な場所。オアシスほど、生きていることに感謝が湧き上がる場所はない。エジプトの西部砂漠地帯にあるシワ・オアシスは、生涯に一度は訪れたい場所だ。まるで地球外のような、地の果のような場所で贅沢な旅ができる。スピリットから洗い流す素晴らしい旅をしようではないか。

シワはどんなところ?

シワの町/エジプト

乾いた砂漠のど真ん中にあるオアシス・シワは、リビアとの国境付近にある。カイロからはるばる560kmも東に移動する必要があるのだ。離れれば離れるほど、異星にいるかのような雰囲気が味わえ、極上のホテルでデザート・リゾートを楽しめる。アラビア語を話すアマジス族の居住地なので、できることなら知り合ってみたいものだが。

シワで見るべきこと

1.クレオパトラの泉

クレオパトラの泉/シワ・エジプト

実際にクレオパトラが入ったとされる泉(Cleopatra’s Spring/Bath)は、シワで一番の人気スポットだ。オラクル神殿へ向かう道の途中にある。地元の人なのだろうか、男性なら沐浴も可能のようだ。泳ぐことは許されているのだが、湧水地とはいえ、日本人としては、少し水質が不安。女性は水着ではなく、肌を露出しない服装で入ることは、とても大事なマナーだ。

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2.古代要塞シャーリー

古代要塞シャーリー/シワ・エジプト

渦を巻いたような岩は、古代の要塞(Shali Fortress)だ。約800年前に、泥レンガと塩、それとヤシの木でつくられた古代の傑作である。それにしても、不思議な形をしているが、防衛のための形であったのだろうか。シャーリーの町が残されているが、1926年まで実際に人が住んでいた。3〜5階建てのアパートが多い。残念ながら、3日間降り続いた雨によって被災し、近代的な家へ引っ越すことになったようだ。

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2つのアメン神殿

オラクル神殿

オラクル神殿/シワ・エジプト

アメン神を祭っていたこのオラクル神殿(Oracle Temple)は、ギリシャ・ローマ時代に栄えた。朽ち果てた神殿だが、ここはアレキサンダー大王が「あなたはエジプトの王になる」と神託を受けた、あの伝説の神殿だ。

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アメン神殿

アメン神殿/シワ・エジプト

一方のこちらは、アメン神殿(Amun Temple)。壁に残された見事なレリーフは必見。オラクル神殿より、形になっていないのは、その昔、政府職員が別の建築物に石を再利用してしまったからのようだ。

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シワ・カルチャー・ハウス博物館

小さな博物館・シワ・カルチャー・ハウス博物館(Siwa Culture House Museum)には、アマジス族の衣装やアクセサリーなど、シワの文化に触れられる品々を展示。アマジス族の結婚式は3日間続くため、観光局に問い合わせて、偶然結婚式を挙げているカップルがいれば、その様子を見学させてもらえるそうだ。

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ファトナス島

ファトナス島/シワ・エジプト

シワ湖の湖畔にある町は、いくつかの島になっていて、中でもファトナス島(Fatnas Island)が人気。ここに来る目的は、なんといってもヤシの木々の間から見える夕日だ。このイスに座ってまったりと、一日の終わりを祝福してみたい。
注:フィトナス島(Fitnas island)ともいわれます。

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ダコール山

ダコール山とシワの町/シワ・エジプト

ダコール山(Gebel Dakrour)から見渡すシワの大地は、一見の価値ありだろう。この山の近くには砂浴ができる温泉がある。指宿温泉のように首まで砂で覆い、リウマチや関節痛の治療を行うものだ。20分間入浴した後、数時間ほど日陰でゆっくりして、冷たいドリンクを流し込みリラックス。これを3〜5日継続する治療法なのだそうだが、熱中症などは大丈夫なのか、若干心配である。あくまでエジプト人ローカル砂浴と考えた方がいいのかもしれない。
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ダコール山は「死の山」

ダコール山から見たオアシス/シワ・エジプト

ダコール山の西側には、死の山(Gabal al-Mawta)がある。頂上はお墓になっていことからついた名前だが、そこから見るパーム・ジャングルは美しいらしい。

ビル・ワヘド(Bir Wahed)とコールド・スプリング(Cold Spring)

ビル・ワヘド/シワ・エジプト

ビル・ワヘドは、シワの町から四駆に乗って南へ15km進んだ場所にある温泉だ。シワの町の南は、ザ・グレート・サンド・シー(The Great Sand Sea)とよばれる広大な砂漠地帯。その砂漠の中にあるオアシスには、硫黄の香り漂う温泉が湧き出ている。ここから見る、砂漠に沈む夕日はまた格別に美しい。

ザ・グレート・サンド・シーに沈む夕日

地元ガイドのおすすめは、コールド・スプリングだ。ザ・グレート・サンド・シーの真ん中にある小さなオアシスで、冷たい水が湧き出ている。地元の人もいないので、女性でも水着で泳ぐことができるそうだ。少し懸念されるのは、夕方になると蚊が多いこと。対策はしっかりとしたい。

ホットスプリング

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コールドスプリング

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シワでやるべきこと

砂漠でキャンプ/シワ・エジプト

砂漠でキャンプ/シワ・エジプト

サンドボードで砂丘に遊ぶ、四駆車でガイド付きツアーに参加する、オアシスを散歩をすること。砂漠に沈む夕日を見たら、キャンプファイヤーを囲んで、信じられないほどに輝く、満天の星空をゆったり眺めること。シワを訪れたい理由はそれにつきる。北極星を頼りに砂漠を旅した商人や旅人をたくさん迎えてきたオアシスは、現代日本の私たちに何を思い起こさせてくれるのだろうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

アクセス

シワ/エジプト

最寄りの町は、首都カイロ。そこから現地発着ツアーを使って向かうのが唯一の選択肢だ。カイロ市内観光+ギザのピラミッド+シワ観光+宿泊+バスがセットのシワ・サファリ・プランがベストです。日本の旅行会社で予約できるシワ行きプランは無い為、エジプトの旅行会社で事前予約を。

 

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PROFILE

AYGARU OWNER
 
多香 温寿美
Atsumi Takou
 
スピリチュアルカウンセラー
ヒーラー
臼井式レイキティーチャー
AEAJアロマテラピー検定1級
(一社)日本フィトセラピー協会認定ハンドケアセラピスト
添乗員/元大手旅行会社勤務
総合旅行業務取扱管理者
パートナーはトルコ人
 
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