
【準備編】古代神秘の国・エジプト
公開日 2021年7月10日 最終更新日 2021年9月25日
エジプトのパワースポットはピラミッドだけではない。砂漠のオアシスと、紅海・地中海リゾートは、自然がもたらす癒しをくれる。たとえば、モーセが十戒を授かったとされるシナイ山には、キリスト教徒の巡礼地・聖カテリーナ教会がある。エジプトに多大な恵みをもたらしてきたナイル川クルーズも忘れてはならない。広範囲にわたって癒し旅が可能な国エジプトを旅する準備をしよう。
エリアと主要な観光地

エジプト地図
ピラミッド周辺
カイロ(Cairo)/ギザ(Giza)/ダハシュール(Dahshur)
上エジプト周辺
ルクソール(Luxor)/アスワン(Aswan)/アブシンベル(Abu Simbel)
シナイ半島
シナイ山(Mount Sinai)・聖カテリーナ修道院(Saint Catherine Monastery)
砂漠・オアシス
シワ・オワシス(Siwa Oasis)
リゾート
地中海・スエズ運河周辺
アレクサンドリア(Alexandria)
紅海沿岸
ハルガダ(Hurghada)/シャルム・イッシェーフ(Sham el-Shaik)
エジプトを旅したい3つの理由
1.聖書と祈りの巡礼地

シナイ山/エジプト

聖カテリーナ大聖堂/エジプト
「シナイ山は、モーセが十戒を授かった場所」としたのは、コンスタンティヌス大帝の母ヘレナだった。以降、ここはキリスト教徒にとっての聖地であり、モーセを教祖とするユダヤ教信者には、全くもって聖なる場所ではないらしい。聖書とほぼ一致しないこの山を、大帝の母は、なぜシナイ山だと思ったのだろうか。モーセが十戒を授かった場所ではなくとも、ヘレナ女王が何かしらの霊感を働かせたのだとすれば、行ってみる価値はあるかもしれない。
2.砂漠のオアシス旅ができる場所

シワに沈む夕日/エジプト
エジプトで一番のパワースポットと感じるのが、砂漠のオアシス・シワだ。カイロから西へ500kmも離れたシワで、心ゆくまでデザート・ヒーリングを楽しめる。
3.古代神秘とエジプトの神々を祭る場所

アブシンベル神殿/エジプト
エジプト神話は、日本神話と酷似している。神々の名前は違えども、ほぼ同じだ。失われた世界と今の地球との接点をつくってきた場所がエジプトだ。せっかく訪れるなら、エジプト神話を少しでもかじっておきたい。『とーとつにエジプト神』『ゆるゆる神様図鑑古代エジプト編』あたりを、さらっと読んでから旅をしたい。
4.古代エネルギーポイントであった場所

三大ピラミッド/エジプト
ピラミッドは、地球と人のエネルギーと宇宙を結ぶ大切な役割をしていた。とはいえ、今見つかっているのは、王たちが眠る墓である。大都会カイロから、摩天楼のように浮かびあがるギザの三大ピラミッドに、訪れた人は誰もが驚くはずだ。少し足を延ばして屈折ピラミッドなども見ておきたい。
2021年後半に、大エジプト博物館が完成する。JICAも協力したというこの素晴らしい博物館を必ず見ておきたい。
ツアーと個人旅行

エジプト名物ラクダツアー
エジプトといえば詐欺、と陰口をたたかれるほど、空港の客引き、ラクダやタクシーの悪質な請求被害が多いことで知られる。私たちには悪質でも、喜捨の習慣のあるイスラム教各国では悪いことではないらしい。お金持ちは恵まれない人に喜捨をすることが日常だ。
タクシーに乗るときは、高級ホテルやレストランで呼んでもらおう(チップ払えばOK)。ラクダは交渉するだけ無駄なので、現地ガイド付きのツアーで乗るのがベストだ。万が一被害にあっても、「勉強代だ」「彼らを少し養えた仕方ない」と割り切る。添乗員付きのグループツアーや、現地ガイドがいるツアーがおすすめの国だ。
治安に注意してツアー会社を選ぼう

ハトシェプスト女王葬祭殿/エジプト
私がまだ旅行会社に勤めていた頃、ハトシェプスト女王葬祭殿で銃乱射事件が起きた。被害のあった大手J社ではなかったものの、業界全体に戦慄が走った。ツアーだからといって安心はできないのだ。エジプトをはじめ、中東各国を旅する際には、自分の身は自分で守るがキーワードだ。信頼できるツアー会社やガイドが必要となる。
エジプト・アラブ共和国を旅する準備

エジプト国旗
首都
カイロ(Cairo)
言語
アラビア語(公用語)
ベストシーズン
一年中乾燥していて、暑い。冬は最高15度まで下がる
5月または、10-11月に訪れるのが◎
服装
春は砂嵐の季節、汚れ覚悟&スカーフを
夏は予備にカーディガン
秋冬はウインドブレーカーやパーカー/砂漠はセーターを
フライト

oschi71, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons
エジプト航空(ナショナルフラッグ/Star-Alliance)
※2021年7月現在、エジプト航空は成田から毎週土曜日1便就航
ドバイ経由となる
【経由便】
カタール航空(One-World加盟)
全日空(Star-Alliance仮名)
エールフランス航空(Sky-Team加盟)
オーストリア航空(Star-Alliance加盟)
空港

フルガタ国際空港/エジプト
国際線の玄関口:カイロ国際空港
空港から市内まで
シャトルバスまたはタクシー
基本情報
宗教
イスラム教
コンセント
Cタイプ
国番号
+20
時差
日本-7時間(サマータイムなし)
ビザ申請
必要
エジプト入国にはビザが必要。30日間有効の観光ビザは、カイロ空港で簡単に取得可能。到着ホールの銀行でUS$25のシールを購入してパスポートに貼るだけでOK。
(地球の歩き方HPより)
予防接種
不要
通貨
エジプトポンド(£E)1£E=7円(2020年3月現在)
※補助通貨:ピアストル(Pt) 100Pt=1£E
※アラビア語読みは、1ポンド=1サニー、1ピアストル=サルシュ/サア
クレジットカード
利用可能
チップ
1~2£E程度(ホテル)
消費税(VAT)
14%
水
ミネラルウォーターを飲むこと
注意事項
エジプト産のミネラルウォーターや食事でお腹を壊す場合有。スパイスに弱い人は注意を。正露丸を必ずスタンバイさせて。
旅の計画の参考になるWEBサイト
在日エジプト大使館
エジプト観光局
外務省海外安全情報(エジプト・アラブ共和国)
在エジプト日本国大使館
注目したい旅行会社
Delta Egypt
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