【基本編その1】イギリス・グラストンベリー・開放されたパワーをもらえる場所

公開日 25/10/2019 最終更新日 2023年9月12日

イギリスは、先進国の中でも特に信心深い国だ。伝統を重んじながら、精神的に生きることに抵抗のない国でもある。魔女、ハリーポッター、妖精など、人間と精霊とが共存する物語を多数、世に送り出している。そのイギリスで、最強のパワースポットとされているのが、グラストンベリーだ。ストーンヘンジではない。ロックフェスが開催されることでも有名なグラストンベリーにあるパワースポットを、あらためてまとめてみよう。

グラストンベリーについて

グラストンベリーは、ロンドンから西へ210キロ、車で3時間ほど移動したサマセット州にある。古くからこの町は、信仰の町として名高い。その理由の一つとして、イングランドで最古の修道院があったことがあげられるだろう。この他にも、グラストンベリー市内には、サマセット州で重要な建築物の一つとなっている聖ヨハネ教会がある。

聖ヨハネ教会/グラストンベリー

この聖ヨハネ教会(St. Johns Church)がグラストンベリーにあることは、市民の誇りなのだそうだ。また、UKロックが好きな方なら、誰もが知っているグラストンベリー・ロックフェスの開催場所でもある。

グラストンベリーが聖なる場所である理由

グラストンベリーの町とトール

グラストンベリーが、世界中のスピリチュアリストから注目されたのは、イングランド最古の修道院がレイライン上にある町だから。その話を聞きつけた人々が実際にグラストンベリーを訪れ、直感やダウジングを使って、本当にここがVoltexであることを知った。グラストンベリーの町のにある、聖なる遺跡3ヵ所がVoltexであるとされている。そこは、男性性と女性性のエネルギーが交差する場所であるとされているのだ。

男女のエネルギーが交わる場所とは、西洋式な表現だ。日本人には、陰陽のエネルギーが交わる場所と言った方がわかりやすい。または、火の氣と水の氣が交わるとも言える。

画像:BBC Somerset

聖なる遺跡3ヵ所とは、これだ。

  • 1.グラストンベリー修道院跡(The Abbey ruins)
  • 2.チャリス・ウェル・ガーデン(The Chalice Well gardens)
  • 3.グラストンベリー・トール( Glastonbury Tor)

地図上では、1→2→3と、西から東へと一直線に並んでいる。どういう場所なのか、みてみよう。

3つの聖なる遺跡

1.グラストンベリー修道院跡

女性用礼拝堂/グラストンベリー・イングランド

グラストンベリー修道院は、イングランドで最古の修道院だ。現在も続いている王室の即位式を考案したのは、この修道院の院長だったらしい。それだけではない。かの有名な伝説・アーサー王物語ともかかわりがあるとされ、イングランドのみならず、世界中から観光客が訪れる、グラストンベリーの必見スポットだ。

手前から主祭壇、アーサー王の墓、グィネヴィアの墓と並ぶ/グラストンベリー修道院

聖なる3ヵ所の中で最も強いエネルギーが流れるのが、この写真の場所だ。今はただ芝生があるだけだが、ここには元々主祭壇があった。わずかに残る壁の向こうには、アーサー王の墓、そのまた奥には、アーサー王の妻:王妃グィネヴィアの墓が並んでいる。強力なパワースポットと聞いた人々が、世界中から訪れている。

修道院長の台所/グラストンベリー修道院

アーサー王の墓があるというだけで驚いたが、12世紀に発見した修道士たちの偽造ではないか、との疑いがあるらしい。本物であろうと、修道士の偽造であろうと、ここがイングランドにとって神聖な場所であることに変わりはない。

グラストンベリー修道院/イングランド

夏には、野外カフェも設けられる。パワースポットであろうがなかろうが、ここは一見の価値がある。気品高いイングランドの、誇り高き修道士たちの残した遺跡は、イングランド好きにはたまらない雰囲気で、見応えもあり、わざわざ行く価値がある。

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2.グラストンベリー・トール

グラストンベリー・トール

グラストンベリーを象徴する建築物の一つが、このTor(トール)だ。トールとは、ゲール語で円すい形の意味を持つ。過去に行われた発掘調査では、聖ミカエル教会がこの地にあり、地震によって現在の塔だけが残されたようだ。それに、この丘の形も不思議だ。古代から、真っ直ぐ登らず、グルグル登ることでエネルギーをもらっていたらしい。丘の下は岩で、”白い水”と”赤い水”が流れているのだとか。この水は、後に紹介するチャリス・ウェル・ガーデンで触れることができる。

グラストンベリー・トール

このトールの下には、ウェールズの神話に登場する仙界・アンヌーンのグウィンアプニーズの郷里で、神話に登場する大釜が隠されているとされる。また、イエス・キリストの父ヨセフもこの地を訪れていて、聖杯が眠っているとされる。この2つの宝をアーサー王は探したらしい。

グラストンベリー・トールへの道

この丘は、天気の良い日に寛ぐのにちょうどいい。小高い丘からの眺めは美しいし、エネルギーをじっくり受け取ることができる。道は整備されているが、けっこうな運動量だ。スニーカーと上着を持参しよう。ツアー参加ではない場合、中心部から徒歩30分ほどかかるので、公共バスを使おう。

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3.チャリス・ウェル・ガーデン

赤と白の水と噴水のある庭園/チャリス・ウェル・ガーデン・グラストンベリー

チャリス・ウェル・ガーデンは、グラストンベリー修道院跡からグラストンベリー・トールへ向かう途中にある。イングランドにある庭園はどれも素晴らしいが、ここは、エネルギーを受け取り、自分自身を平和の下に置くためにあるといっていい。トールの下を流れる赤と白の水に触れることが出来る噴水のある庭園と、パワーが湧き出る井戸があり、どちらも触れておきたいところだ。チャリス・ウェル・ガーデンには、リトリートセンターがある。宿泊をしてゆったりとこのエネルギーを享受することができる。

井戸/チャリス・ウェル・ガーデン・グラストンベリー

ダウジングをしたり、ストーンを水に浸したり、ペットボトルに水を入れて持って帰ったり、様々な過ごし方をしているようだ。特に井戸は、聖なる井戸として、2000年以上も前から人々が集まる場所だった。ベンチが多く設置され、のんびり過ごしながらパワーを受け取れる貴重な場所だ。

 

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イングランド指折りの聖なる場所へ

グラストンベリー・トール

グラストンベリーは、欧米各地からニューエイジや、ヒーラーやセラピストが訪れる町。町には、ヒーリングやセラピーに使えるグッズを扱うショップが多数あり、人気のお店は行列ができるほどだ。修道院跡とトールは、パワースポットに興味がない人でも、訪れる価値があるおすすめの場所だ。

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PROFILE

AYGARU OWNER
 
多香 温寿美
Atsumi Takou
 
スピリチュアルカウンセラー
ヒーラー
臼井式レイキティーチャー
AEAJアロマテラピー検定1級
(一社)日本フィトセラピー協会認定ハンドケアセラピスト
添乗員/元大手旅行会社勤務
総合旅行業務取扱管理者
パートナーはトルコ人
 
詳しいプロフィール

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