トルコ料理を支える街!グルメなアダナの名物料理17選

公開日 2021年11月7日 最終更新日 2021年11月7日

夏は45℃を超えるアダナは、トルコのアナトリア半島南東部にある。トルコ全土で食べられているアダナ・ケバブを生んだ街で、トルコだけでなく、日本のトルコ料理店でも食べることができる。アダナには、他にもおいしいものがたくさん!食べるのが大好きな私が、代表的なアダナ料理を17種類をピックアップしてみた。

肉料理

1. アダナ・ケバブ

アダナ・ケバブ

何といっても、アダナの名物料理の最初を飾るのは、アダナ・ケバブ(Adana Kebap)だろう。羊肉のケバブで、テイルの脂、赤唐辛子、スマック(赤しそのようなハーブ)などのスパイスで味付けがされている。こってりなのにスパイシー。数多くあるケバブの中でも王道の味と思う。長細い形のケバブは、ピタパン、グリーンサラダ、ピラウとともにサーブされ、ヨーグルトソースとの相性も抜群。牛肉の臭みが苦手な人でも、これなら美味しく食べられそう。

2. シュルダン/クルクカット

シュルダン/アダナ・トルコ

アダナでは広く一般的に食べられる料理、シュルダン(Şırdan)とクルクカット(Kırkkat)。どちらもご飯を内臓に詰めたもので、シュラダンは子羊の胃袋、クルクカットは腸が使われている。サルチャ(トマトまたはピーマンのペースト)で煮込み、クミン・塩をかけていただく。見た目がいかにも内臓な感じだが、人気すぎて売り切れてしまうほど愛されている一品らしい。

3. ムンバル・ドルマス

ムンバル・ドルマス/アダナ・トルコ

こちらも、子羊の腸を使ったお料理、ムンバル・ドルマス(Mumbar Dolması)。レバーペースト、ひき肉、玉ねぎ、トマトペースト、パセリ等のハーブやスパイスを、子羊の腸につめたもの。こちらもアダナの名物料理だ。

4. カズバシュ・ケバブ

カズバシュケバブ

カズはガチョウ、バシュは頭を意味する。ガチョウの頭のような形をしたケバブという意味で、羊肉から作られる。カズバシュ・ケバブ(Kazbaşı kebap)やカズ・ケバブとよばれている。

5.イチリ・キョフテ

イチリ・キョフテ

ハーブとスパイスが香るキョフテ(肉団子)を、かりっと揚げたイチリ・キョフテ(İçli Köfte)。外側は小麦粉ではなく、ブルグルとよばれる、ひきわり小麦を使っているものがポイントだ。今はイスティクラール通りでも売られるほどに、定番中の定番となっているが、元はアダナの名物料理。トルコのメンチカツともいわれる。

小麦料理

6. ラフマージュン

ラフマージュン

トルコ全土で愛されるラフマジュン(Lahmacun)は、薄いピザ生地の上に、スパイシーな味付けがされたひき肉がたっぷり。これに生野菜をのせて、くるっとまいて食べる。アダナのラフマージュンは、他の地域よりも、ふっくらした生地なのが特徴だ。

7. ケディ・バトゥマズ

とうもろこし粉をお湯で戻したものを、スプーンで形づくって並べ、フォアグラ(または羊のレバー)をローストしてのせ、食べる前に溶かしバターをかけていただくケディ・バトゥマズ(Kedi Batmaz)。レバーを入れずに、チーズ・くるみ・カイマクで食べるのも一般的らしい。

8. フェルラー・キョフテ

フェルラー・キョフテ/アダナ・トルコ

フェルラー・キョフテ(Fellah Köftesi)は、ブルグル(ひきわり小麦)、小麦粉、スパイスを混ぜて、丸めたら、真ん中を凹ませて茹で上げる。にんにくを入れたサルチャ(トマトペースト)をからめて、完成だ。

スープ

9. ユクシュク・スープ

ユクシュク・スープ/アダナ・トルコ

溶かしたバター、にんにく、マントゥ(ラビオリ)、ひよこ豆、サルチャ(トマトペーストorビベルペースト)、ザクロシロップ、ミントでつくるユクシュク・スープ(Yüksük Çorbası)は、簡単でおいしい、人気のスープ。これとパンがあれば、ランチにもディナーにもなる。

10.アナル・クズル

アナル・クズル/アダナ・トルコ

“アナル・クズル(Analı Kızlı)”はブルグル(ひきわり小麦)、サルチャ(トマトペースト)、ひよこ豆、キョフテ(牛ひき肉)、ミントやクミンを使った料理で、スープのようなお肉料理のような、とにかくたんぱく質がたくさんとれる優れもの。

11. カムヒ・スープ

カムヒ・スープ/アダナ・トルコ

別名、祈りのスープともよばれるカムヒ・スープ(Kamhi Çorbası)は、手間暇がかかるスープ。ひよこ豆を一晩寝かせて、子羊のお肉がほろほろになるまで、半日火にかけて煮込む必要がある。アダナ地方では、慈善事業として配給したり、結婚式やバイラム(祝日)などの特別な日に食べられるスープだ。

スイーツ

12. ビジビジ(Bici Bici)

ビジビジ

最近は夏になると、イスタンブール等の都心部でも屋台が出ているビジビジ。トルコ版かき氷だが、氷がなぜか真っ白。その理由は片栗粉入りなのだとか。白い氷を削って、氷砂糖とシロップをかけて振舞ってくれる。酷暑のアダナを乗り切るためのビジビジは、のびるアイスクリームよりも歴史ある氷菓なのだ。

13. サル・ブルマ

サル・ブルマ/アダナ・トルコ

バクラヴァ専門店でも、レストランでも、メニューの定番に鎮座する、サル・ブルマ(Sarı Burma)。バクラヴァの種類はたくさんあるものの、サル・ブルマはぜひ食べてほしい一品だ。甘いシロップにたっぷり浸された、何層にも重ねた生地の中には、くるみがたっぷり。この風味と食感の“とりこ”になる人が続出らしい。

14. カラクシュ・タトゥルス

右側がカラクシュ・タトゥルス

カラクシュ・タトゥルス(Karakuş Tatlısı)は、小麦粉と卵でつくった生地を薄くのばし、砕いたくるみを何層もに折りたたんで包み、油で揚げ、たっぷりのシロップに浸したらピスタチオを振りかける。これもバクラヴァの一種らしく、夏はアイスとの相性も抜群だ。

ドリンク

15. カイナル

カイナル/アダナ・トルコ

カイナル(Kaynar)は、アーユルヴェーダやヨガを実践している方、病弱の方、冷え性の方、産後の方におすすめしたい、身体が芯から温まるスパイス・ティー。生姜、シナモン、黒コショウ、クローブ、カルダモン、アルピニア・オフィシナルム(あれば)を、たっぷりの水で45分~1時間、弱火で煮出す。材料を取り除いたら、ペクメズ(なければ天然の甘味成分:はちみつ以外)を入れて、さらに30分弱火に。カップにそそいで、細かく刻んだくるみをたっぷり入れて完成だ。

16. ミシス・アイラン

ミシス・アイラン

アイランは、甘くないヨーグルトドリンクでトルコではメジャーな飲み物だ。アダナのアイランは、ミシス・アイラン(Misis Ayranı)として知られている。ハンドブレンダーで泡がたっぷりになるまで泡立てたアイランは、クリーミーさを感じさせる。普通のアイランよりも、わりと大き目のグラスに注いで提供される。ケバブやキョフテと一緒にいただくのが、定番中の定番だ。

17. アシュラマ(Aşlama)

アシュラマを売るおじさん/アダナ・トルコ

アシュラマ(Aşlama)は、トルコ南東部エリアで、夏によく飲まれる飲み物。甘草からつくられていて、カリウムを豊富に含んでいる。夏に汗とともに出ていくミネラルを補給するのにちょうど良いということだ。ただし、多飲は逆に健康によくないとされている。アダナでは、昔ながらの恰好をしたおじさんが売り子さんだ。

わざわざケバブを食べにアダナへ

セイハン川畔/アダナ・トルコ

初めてイスタンブールで食べたアダナ・ケバブが美味しすぎて、わざわざアダナまで行くほどハマったアダナケバブ。観光スポットも多少あるものの、ケバブを平らげたら、セイハン川沿いを散歩してタワーに登って写真撮ってバスで帰ってくるという日帰りプランでも十分楽しい。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2020/2/8)をリライトしたものです。

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