トルコ南東部・グルメな街アダナを観光したい4つの魅力

公開日 2021年11月6日 最終更新日 2021年11月7日

今回ご紹介するアダナ(Adana)は、日本ではほぼほぼ知られていない町。地中海沿岸にあって、中東に近いアダナ県は、夏は45度を超える酷暑になる。近年、アダナの中心を流れるセイハン川沿いが整備され、国立公園が誕生。東アナトリア最大のモスクも完成して観光客が訪れやすい町に変わりつつある。大注目のアダナの知られざる魅力とは?

アダナについて

アダナがあるのはココ

地中海の地図

アダナ県があるのは、トルコのアナトリア半島南部、地中海沿岸だ。人口200万人が居住するアダナ県の州都はアダナ市。周辺の各県への往来や物資の中継地点としての役割を担っているようだ。鉄や訛りなどの鉱物がとれ、広大な土地では農業も盛ん。夏は乾燥して暑く、最高気温は50℃近くになることもある。冬は暖かくて過ごしやすいが雨がよく降る。

美食の街・アダナ

アダナ・ケバブ

アダナ・ケバブを食べにわざわざアダナへ行くほど、このケバブは絶品なのだ。スパイシーでジューシーなお肉感たっぷりのハンバーグのようなケバブは、トルコ全土で、アダナ商工会議所のOKが出なければ、アダナ・ケバブとして提供することができないというルールがあるらしい。アダナでは地中海の風土と中東の文化をミックスした食文化が味わえる。

1. 必見!2つの歴史的な橋

ヴァルダ橋

ヴァルダ橋/アダナ・トルコ

鉄道ファンならずとも、この橋をカメラにおさめたいと思わせるヴァルダ橋(Varda Köprüsü)は、鉄道専用の高架橋。ジェームス・ボンド主演の映画『007 スカイフォール』で、ボンドが撃たれて列車から飛び降りた高架橋は、まさにここ。今も現役で使われている高架橋で、トルコ国鉄(TCDD)の列車が通るのを待ち構えている、たくさんの撮り鉄さんに出会う。

ヴァルダ橋/アダナ・トルコ

長さ200メートル、高さ99メートルで、1912年にドイツ人によって建設されたらしい。建設の目的は、バグダッドの石油をドイツまで運ぶこと。地元では、「ドイツ橋」と呼ばれることもあるそうだ。

007スカイフォール予告編

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アダナの石橋

アダナの石橋/アダナ・トルコ

トルコ各地に、こういった歴史的な石橋(Taş Köprüsü)があるけれど、アダナの石橋は、今も現役で使われている石橋の中で世界最古を誇るようだ。ローマ帝国皇帝・ハドリアヌスによって、385年に建設されている。長さ 319メートル、高さは13メートルで、中央の大きなアーチには2つのライオンレリーフが残されている。

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2. 新旧2つの偉大なモスク

アダナのウル・ジャーミィ

ウル・ジャーミィ/アダナ・トルコ

ウル・ジャーミィとはグランドモスクの意味で、その街で由緒あるモスクになっているようだ。アダナのウル・ジャーミィ(Ulu Camii)は、1541年に開かれたセルジューク朝のモスクだ。中庭の黒と白を使った、エキゾチックなシマシマ模様の柱は、東アナトリアの他のモスクでも見られるもの。

ウル・ジャーミィ/アダナ・トルコ

入口と中庭にこのシマシマ模様があって、とってもエキゾチックで私のお気に入り。ミナレットも特徴的で、イスタンブールを始めとしたオスマン帝国建築では見られないデザインだ。

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サヴァンジュ・メルケズ・ジャーミィ

サヴァンジュ・メルケズ・ジャーミィ/アダナ・トルコ

こちらは、1998年に完成した東アナトリアで最大のモスク、サヴァンジュ・メルケズ・ジャーミィ(Sabancı Merkez Camii)。6つのミナレットと、中央の大ドームのまわりには、4つのハーフドームと6つの小さなドームがあって、地方のモスクとしてはとても風格があって立派。

サヴァンジュ・メルケズ・ジャーミィ/アダナ・トルコ

中はまだ真新しく、ピンクと赤の模様が可愛らしい。規模は全然違うけれど、東京ジャーミィと少しだけ似ている。

サヴァンジュ・メルケズ・ジャーミィ/アダナ・トルコ

ちなみに、モスクの目の前に広がる整備された公園は、2018年秋に開かれたばかりの国立公園・セントラルパーク。劇場や遊歩道が整備された、セイハン川沿いの新しいスポットになっている。

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3. 新旧2つの時計塔

大きな時計塔/アダナ・トルコ

大きな時計塔を意味する、ブユック・サート・クレシ(Büyük Saat Kulesi)とよばれる時計塔は、オスマン帝国時代の1882年に完成している。地上32メートルで、地下の基礎部分にいたっては35メートルもあるらしい。大地震にも耐えた時計塔は、アダナの象徴として立ち続けている。

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アダナの時計塔/アダナ・トルコ

一方こちらは、最近建設されたアダナ中央公園内の時計塔。吊橋を渡った先にそびえる一風変わったデザインの時計塔は、展望デッキも兼ね備えているようだ。エレベーターで上がると、展望階はカフェになっていて、アダナの絶景を楽しみながら一服できる。滞在時間がなくても、ここは絶対外さない方がいいおすすめのスポット。このサイトに載せているほとんどの写真は、この展望階から撮られたものだ。

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4. セイハン川

セイハン川畔/アダナ・トルコ

アダナを語るなら、このセイハン川(Seyhan Nehli)を外すわけにはいかないようだ。アダナを観光しようと思ったら、その見どころの多くはこのセイハン川沿いにある。氾濫を防ぐためダムが作られてからは穏やかな流れの川になったらしい。

セイハン川畔/アダナ・トルコ

遠くに、アダナの石橋があって、その左には東アナトリア最大のモスク、その手前には2018年オープンしたばかりの国立公園が並んでいる。セイハン川沿いは、市民にも観光客にも、癒しの散歩道で観光スポットなのだ。

こんなスポットも!アダナ名所巡り

夜の時計塔周辺/アダナ・トルコ

アダナ博物館(Adana Müzesi)や、アダナ市民の台所・アダナ市場(Adana Çarşısı)、クルキョプリュ記念教会(Kuruköprü Killisesi)とアダナハウス(Adana Evi)がある。時間があればぜひこちらもまわりたいところ。安全面では全くおすすめできないけれど、夜の中央公園は、ライトアップされていて美しい光景になる。

郊外・タルススへ

タルススの聖パウロ教会/アダナ・トルコ

アダナ郊外には、使徒パウロが生まれた歴史ある町タルスス(Tarsus)があって、巡礼者が多く訪れるようだ。ローマ時代、重要な街の一つとして繁栄し、町中のあちらこちらに、古い教会や建物が残されている。タルススは、東地中海地方で中心的役割を担うアダナとメルスィンの中間に位置していて、TCDD(トルコ国鉄)でスムーズな移動が可能だ。

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アクセス

アダナ駅

各都市からバス・フライトで入ることができる。
トルコ国鉄(TCDD)も可能ですが、限られた地域間のみの移動となり、メルスィンとの間は朝から晩まで混み合っている路線なので注意したい。
フライトなら、アダナ・シャキルパシャ空港(Şakirpaşa Havalimanı)を利用する。トルコ航空/ペガサス/オヌルエアーなど便数は豊富で、一番無難な移動手段だ。
空港から市内までは空港リムジンバス・ハワシュ(Havaş)が走っている。

トルコ国鉄(TCDD)公式サイト

www.tcddtasimacilik.gov.tr

アダナ・シャキルパシャ空港公式サイト

www.dhmi.gov.tr

ハワシュ公式サイト

www.havas.net

上記リンクがリンク切れの場合は、下記から検索をお願いします。

www.havas.net

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2020/2/11)をリライトしたものです。

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