日本でも人気急上昇中!イスタンブール名物サバサンド

公開日 2021年8月28日 最終更新日 2021年10月2日

10年前トルコ料理のレストランで「サバサンド」と伝えても「知らない」と言われたものですが、最近になって、日本カフェやサービスエリアなどでもよくみかけるようになった上、S&Bからはサバサンド用のスパイスミックスまで販売されるようになった。トルコではBalık Ekmek(バルックエキメキ/直訳:魚パン)といい、トルコ語でサバはUskumru(ウスクムル)という。日本のサバサンドも美味しいが、日本とトルコではパンが違うので、どうしても同じ味にはならない。ぜひイスタンブールで味わうべき一品なのだ。

サバサンドとは

日本の一般家庭でサバサンドを作るなら、サバ缶を使ったサンドウィッチが思い浮かぶ。トルコのサバサンドはバゲットにサバを半身まるごとはさみ、少しの野菜を挟んだシンプルなサンドウィッチだ。

サバサンド

トルコのバゲットは元々サイズが大きい。そのバゲットを半分にして、半身のサバを挟むものだから、けっこうずっしりなボリュームになる。女性なら一個でお腹いっぱいになる。

エミノニュのサバサンド屋さん

サバサンドの屋台/ユスキュダル・イスタンブール

鉄板の上でサバを焼き、骨を丁寧に取り除く。焼きたてのサバをパンに挟んだら、玉ねぎのスライスとレタスをのせて完成だ。

サバサンド

塩とレモン汁はセルフサービスで。塩サバではないので、少し多めに塩・レモンをかけた方がおいしい。ごはんにサバがあうように、バゲットにもサバはあうのだ。味やレタス・玉ねぎの量はお店によって違う。玉ねぎは多めが美味しい。

サバサンドが食べられるお店

エミノニュ名物・サバサンド屋さん

ガラタ橋の下に軒を連ねるレストラン街や、アジアサイドのユスキュダルなどに多数あるが、やっぱりここエミノニュの海に浮かぶ揺れる船から買うサバサンドが一番おいしい。15年前初めてトルコを訪れた時この船はなかった。衛生面で問題がある為、船上での販売は禁止されていたらしい。その後いつの間にやら復活。以前よりも派手な船になっていた。サバはトルコ産ではなく、ノルウェー産なのだそう。

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