トルコ黒海地方の6つの街と魅力とは?

公開日 2021年10月18日 最終更新日 2021年10月18日

トルコのアナトリア半島の北は黒海に面している。この地方を黒海地方といい、日本と同じ四季があり雨もよく降る。イワシを中心とした魚料理を食べる文化があり、お茶や果物、ナッツなどの農作物も豊か。日本とよく似ているのだ。黒海沿岸のビーチは小さいけれど、透明な深いブルーの海。ツアーではあまり立ち寄らない黒海地方は、まだまだ日本では知られていない、秘密のスポットがたくさんある。私がトルコで一人旅をするなら黒海地方を集中して旅する。大好きな黒海地方まとめ。

黒海地方について

黒海地方はこんな感じ

トルコの地域区分

アナトリア半島の北、黒海に沿岸を接する地域一帯のことをいう。黒海と山脈に挟まれた地域でもある。東部黒海山脈(Doğu Karadeniz Dağları)が、夏暑く冬寒い大陸性気候の中央アナトリア地方との境界線の役割をしていて、黒海地方に豊かな雨と四季をもたらしているらしい。

ポクト高原/リゼ・トルコ

黒海地方には、「これ!」という観光地がない。サフランボル、アマスヤ、アマスラ、トラブゾン、リゼ、サムスン…この辺りは観光地でもあるけれど、の~んびり長閑な景色と豊かな大自然と海とがある感じ。トルコの中でも最も人口の少ないエリアで、いわば、トルコの田舎とも思える。

イワシ料理

なので、農産物がとても豊かだ。チャイ用のお茶、ナッツ、果物と野菜各種。黒海でとれるイワシなどの魚もある。域は人口が少ない長閑な地域。こんな地域を旅するメリット。それは、トルコ人の穏やかで素朴な人柄に触れることができること。優しいお父さんとお母さんがいる場所。トルコ全土は親日ではあるけれど、さらにそれを肌身に感じる穏やかな旅ができる。旅の上級車向けのエリアと思える。他の地域ではなかなか得られない旅ができ、私のお気に入りのエリアなのだ。

黒海地方の地図

日本から旅をする際に立ち寄る町と観光スポットを、トルコ文化観光省の地図を使って作ってみた。

西黒海地方の地図

東黒海地方の地図

1. ボル

Bolu(ボル)は街歩きというよりは、国立公園や自然公園のような雄大な自然をキャンプやトレッキングなどをしながら楽しむことがメインかな、と思う。ボルで人気の自然公園は北と南に一カ所ずつあって、私のお気に入りはセブンレイク。日本と少し雰囲気が似ていて、紅葉と湖のコントラストが素晴らしい。夏の間はトレッキングで、冬の間はスキーで、国内で常に一二を争うネイチャーツーリズムの定番スポットである。

ギョルジュック自然公園

ギョルジュック自然公園/ボル・トルコ

ボル市街地の北と南にそれぞれあり、こちらは南にあるギョルジュック自然公園(Gölcük Tabiat Parkı)。この写真は、トルコの各ウェブサイトなどでもよく使われているものと同じ角度から撮影されている。松、モミ、ブナ、シデなど様々な種類の木々に囲まれた湖は、人工湖なのだけれどもこの美しさ。この湖の周辺には、ログハウスやレストランなどが並んでいて、確か博物館的なものがあり、熊のはく製なんかもあったと思う。

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セブンレイク国立公園

セブンレイク国立公園/ボル・トルコ

ボル市街地の北にあるセブンレイク国立公園(Yedigöller Milli Parkı)はトルコで一番美しい国立公園と名高く、私の大のお気に入り。春~秋にかけて大勢のキャンパーが集まるのだが、特に秋の紅葉の時期は見事だ。7つの湖はどれも抜群の透明度が高い。

セブンレイク国立公園/ボル・トルコ

セブンレイク国立公園/ボル・トルコ

キャンパーやトレッキングが好きな人に自信を持っておすすめできる、秋のセブンレイクだ。

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2. アマスラ

アマスラ/バルトゥン・トルコ

黒海地方の西側にあるアマスラ(Amasra)は、イスタンブールっ子にも人気の黒海リゾート。古くからこの町は黒海沿岸の防衛拠点として重要な港町だった。今のアマスラは週末には多くの人が訪れる黒海のリゾート地になったようだ。瞳のようにも見えるこの景色がインスタで人気急上昇したそう。あまり日本では知られていないアマスラは、黒海地方を代表する観光地になりつつある。

3. オルドゥ

ユンイェのビーチ/オルドゥ・トルコ

黒海の海は、南にあるエーゲ海や地中海沿岸に比べるとターコイズブルーとはちょっと、いいがたい海。なのだけれど、実は、黒海沿岸にも白い砂浜とパラソルがカラフルに彩るビーチは複数あり、夏のヴァカンスシーズンには国内外から多くのヴァカンス客が訪れるリゾート地でもあるのだ。

ボズテペ・ケーブルカー/オルドゥ・トルコ

ビーチからそう遠くない場所に高い山々がそびえている黒海沿岸では、ロープウェイに乗って山頂に行き、カフェでチャイを飲みながら、黒海沿岸のビーチや町のパノラマを楽しめる。

4. リゼ

リゼ/トルコ

スイスかな?と思ってしまう景色だが、ここもトルコの黒海地方だ。黒海地方の東端にあるリゼには、富士山より高い山々が連なっていて、頂きから見渡す景色は最高の気分にさせてくれる。リゼは、トルコでは欠かせない茶葉の生産地でもある。斜面に造られた一面の茶畑、山の傾斜を利用したカフェやレストランロッジ風のホテルで涼しい夏休みを過ごせる。絶景の緑の中で食べるごはんは格別だ。

5. サフランボル

サフランボル/カラビュック・トルコ

高級スパイス・サフランがたくさんとれるという意味の名前の町は、黒海地方でもっとも外国人観光客に人気のある街だろう。サフランボル市街として、1994年にユネスコ世界遺産リストに登録された。伝統的トルコ家屋「コナック」が立ち並ぶ町並みは一見の価値あり。おいしい料理とお菓子、ショッピング、伝統家屋・コナックへの宿泊が人気だ。

6. アマスヤ

アマスヤ/トルコ

黒海地方を観光するにあたって外せない一番のポイントは、この伝統的家屋・コナックだ。黒海地方各地に残っていて、博物館やホテル・レストラン等などとして利用されている。川沿いに立ち並ぶコナックが見られるAmasya(アマスヤ)は、サフランボルとはまた違った圧巻の景色だ。

いわし料理と極上のチャイもぜひ

イワシ料理

黒海地方名物イワシ料理(Hamsi-Tava)

黒海地方で一番グルメな街とされるトラブゾン(Trabzon)では、ハムシ(Hamsi)とよばれるイワシの料理がいただける。フライにしたものと、中にピラウ(Pilav)が入っているものがあり、どちらも日本人が大好きな味だ。

リゼのお茶&ヘーゼルナッツ

リゼの茶畑/トルコ

リゼ(Rise)は紅茶の一大産地であり、ヘーゼルナッツとりんごの産地でもある。特にfındık(フンドゥク)とよばれるヘーゼルナッツは、毎年ヘーゼルナッツフェスティバルが行われるほど有名だ。日本ではヘーゼルナッツは高級ナッツだが、リゼではそこかしこにヘーゼルナッツの森がある。フェスティバルでは、チョコやバクラヴァやさまざまな「スイーツ×ヘーゼルナッツ」の贅沢なお菓子をいただくことができる。

伝統と自然の共存する黒海へ旅しよう

ポクト高原/リゼ・トルコ

山脈と海にはさまれた黒海地方は、自然と海がとにかく美しく豊か。トレッキング好きはもちろんのこと、リゾート、観光のみであっても、ガイドブックでは知ることができないトルコのウラの顔を知ることができる。親日と言われるトルコだが、その人と心の温かさに触れるのは、絶対に黒海地方が一番おすすめだ。旅のプランの中に黒海地方の街もぜひ入れてみたらどうだろう、と思う今日この頃である。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

※この記事は、トルコのとりこ(2019/8/3)をリライトしたものです。

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