オスマン帝国初期の村・世界遺産ジュマールクズク

公開日 2021年8月18日 最終更新日 2021年9月21日

ジュマールクズクは、オスマン帝国初期の村として、2014年、ブルサの街とともに、ユネスコ世界遺産リストに登録された。村には、オスマン帝国初期の建築が180軒ほど残されている。それらの伝統建築の一部は、レストランやホテルとして利用されていて、観光客を楽しませている。大好きな村、ジュマールクズク旅のまとめ。

ジュマールクズクの歴史

ジュマールクズク

オスマン帝国は、1326年、この周辺一帯を支配し始める。ジュマークルズク(Cumalıkızık)は、支配地域を拡大していくための拠点の町として、多くの人々が居住し始めた。その頃の建築物が修復されながらも残されている。

ジュマールクズク名前の由来

緑と石畳と伝統家屋/ジュマールクズク

ジュマールは「金曜日の」、クズは「赤」の意味がある。金曜日には、この村に周辺の村の人々が集まって、金曜礼拝をしていた。また、この辺り一帯が山の麓の急斜面と谷に挟まれていた地理的背景から「クズクズック」と呼ばれていたことが合わさり、ジュマールクズクと呼ばれるようになったらしい。

かわいい村を散策

かわいい窓枠/ジュマールクズク

歴史ある家々は、今にも崩れるのではないかと心配になるが、カラフルに彩られ整備された石畳を歩くのは、旅情を一層くすぐられる。

ジュマールクズクのおみやげやさん

窓枠に飾られた花や緑もいい感じだ。土産物屋では、ジュマールクズクの名入りのグッズのほか、手作りの手芸品などを購入できる。

村々の名物・朝ごはん

トルコの朝ごはん

ジュマールクズクに限らず、トルコの小さなかわいい村の、「村の朝ごはん」はとにかくおいしい。

ギョズレメ作り

村々で焼かれるギョズレメや、味の濃い野菜、世界一おいしいパン、村で作られたチーズ、トルコのオリーブはおそらく世界で一番おいしい。イスタンブールでは味わえない、素朴で爽やかな朝ごはんがおすすめだ。村の穏やかな空気とともに味わうランチもまた、格別である。

アクセス

趣のある路地/ジュマールクズク

地下鉄Bursa Hacivat駅近くにあるバス停から、D10番HAMAMLIKIZIK行きに乗車。1時間に一本程度出ている。所要時間45分。片道5リラあれば大丈夫(値上りする可能性大)だが、乗車前にブルサカードの購入がおすすめ。

詳しくは、Burılaş(ブルサ市交通局)のホームページをご確認を。

 ブルサ市交通局公式サイト

www.burulas.com.tr

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※この記事は、トルコのとりこ(2019/8/3)をリライトしたものです。

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