【青森県弘前市】東北No.1パワースポット・岩木山神社

公開日 27/01/2022 最終更新日 2023年9月12日

青森を代表するパワースポットといえば、十和田湖や奥入瀬渓流、岩木山、八甲田山があげられるだろう。なんといっても、「いたこ」の郷のパワースポットは、強力そうだ。特に岩木山は、その中心となる聖地と(勝手に)思っている。鬼が住んでいたという伝説を残す地域にあるのは、霊峰という名にふさわしい秀麗なお山・岩木山。その岩木山を御神体とする岩木山神社を参拝してみれば、鳥居の向こうに岩木山がそそびえ立つ、強力な氣が降り注ぐパワフルなスポットだった。

霊峰・岩木山

岩木山

1625メートルの独立峰は、津軽富士の異名をもっている。津軽のどこからでも見える津軽富士のもとで育った、作家の太宰治は『津軽』の中で、「決して高い山ではないが、けれども、なかなか、透きとおるくらいに嬋娟(せんけん)たる美人ではある。」と書いている。

岩木山

岩木山は、鳥海山、岩木山、巌鬼山の3つの山から成っている。この3つの山は阿弥陀如来の顕れであり、三位一体として古くから信仰されてきたそうだ。

山頂にある奥宮

岩木山奥宮

岩木山山頂・奥宮/青森県弘前市

海外の方によく尋ねられるのが、「なぜ日本人は山を神様というのか」だ。「まず、神々は山に降りられる」という言い伝えがあり、「霊峰」と称されていることを伝えている。その一つである岩木山の頂上には、岩木山神社の奥宮が鎮座している。岩木山神社の例大祭では、氏子さんたちがお山に登拝するそうだ。岩木山神社の楼門左手から登る百沢登山道がメジャーだけど、一番長くてきついらしい。それなら、津軽岩木スカイラインで8合目まで行き、駐車場に車を停めたら、リフトで9合目になる鳥海山山頂まで行ける。山頂までは約1時間の道のりだ。

鬼伝説と鬼神社

鬼にまつわる伝説が、弘前には残されているらしい。昔々、この地区には痩せて黒ずんだ鬼が住んでいた。鬼は、人々に知恵を授け、人々のために田畑を耕し、指導した。ある時、村人のために鬼が堰を作り、水を田畑に引いて豊かな村にした。のだが、その様子を「見ないでほしい」と頼んだのに見られてしまったことから、鬼は村を去ってしまった。村人の想いにより創られたのが、鬼沢にある鬼神社だ。変換できなかったのだけれど、鬼の字には、上のチョンがない。角のない鬼は神格になるのだとか。村の濃厚を助けた鬼神様は、農耕の神様として崇められ、鬼が使った鍬が御神体とされている。

岩木山神社

ご由緒

岩木山神社の本殿/青森県弘前市

780年に岩木山頂にお宮が造られたのが起源とされる。そして、796年にその宮を奥宮として、現在の巖鬼山神社に里宮が造られ、百沢寺三所大権現と称された。のだが、それから、岩木山にて遭難する者や、不思議な現象が増えてしまったらしい。困った人々と神職が、岩木山の神々に尋ねたところ、「百の沢を越えた地へ」との神託があったため、現在の地へご遷座された。今もこの地には百沢の地名が残されている。

5柱のご祭神

岩木山神社/青森県弘前市

大国主神(出雲大社の主祭神)のご別名で大黒様とも慕われる顕国魂神(うつしくにたまのかみ)、女性の龍神様とされる多都比姬神(たつひめのかみ)、伊勢神宮・外宮の主祭神である豊受姫神のご別名で稲荷様とされる宇賀能売神(うがのめのかみ)、山の神で浅間大社などで主祭神である大山祗神(おおやまづみのかみ)、征夷大将軍・坂上田村麻呂の父君である坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)は、文武両道であったことから、学問の神として祭られる。神様が多いことは、「あらゆる願意を叶える福の神」とされている。

境内を参拝

3つの鳥居と参道

岩木山神社参道と岩木山/青森県弘前市

駐車場に車を止めて歩くと、まずは石の鳥居が見える。石の鳥居の向こうには、朱色に塗られた鳥居と楼門、そしてさらに向こう側には岩木山がそびえている。一の鳥居から三の鳥居までのびる参道からは、御神体である岩木山を拝することができる。

岩木山神社参道にある御本杉/青森県弘前市

樹齢500年の5本杉は、この5柱の神を顕わすとされる。

楼門と中門

岩木山神社の楼門/青森県弘前市

三の鳥居の先には、紅殻塗りの朱色の楼門がある。この中門の装飾が素晴らしい。

岩木山神社の中門/青森県弘前市

楼門の先には、左右に瑞垣がのびる中門がある。これが見応えがある。

岩木山神社・狛犬/青森県弘前市

まずは、手前にいる狛犬に注目しよう。狛犬…ではなくて、虎という言い伝えがあるそうだ。

岩木山神社・中門/青森県弘前市

柱にある木鼻には素晴らしい装飾がされている。夢を食べるとされるバクを模したものが彫られているそうで、これは神仏習合の名残らしい。

岩木山神社・中門/青森県弘前市

天井に描かれた龍は、弘前藩主の意向ともされるそう。

中門の右側には清らかな水が流れる御神水がある。ここで清めてから門を潜ろう。

拝殿

岩木山神社・拝殿/青森県弘前市

黒漆塗りの拝殿は、弘前藩主が代々造営してきたもので、国の重要文化財に指定されている。俵型のしめ縄は、東北に多いらしいけれど、山形の庄内以北で見かける氣がする。

末社・白雲大神

白雲大神/岩木山神社

御手水の上、本殿の右下には、白い旗がハタハタと音をたててはためく小さなお社がある。ここには、女性の龍神様とされる多都比姬神(たつひめのかみ)の荒魂が祭られている。岩木山神社を参拝した後は、必ずこちらも訪れておこう。水が流れるような氣がいただけるので、忘れたら勿体ない。

巌鬼山神社

巌鬼山神社/青森県弘前市

清流と巨大な杉に守られた境内は、森の中。ご本尊は十一面観音像で昔から津軽三十三観音詣での巡礼地であったことから、地元では「観音様」と親しまれてきたそうだ。今は山の神である大山祇神を祭る。796年、岩木山の頂にあったお宮の下居宮(おりいのみや)として、この地に遷座された。蝦夷平定に訪れた坂上田村麻呂が、成功は岩木の神のご加護として807年に社殿を再建した。本殿はお寺の造りで、中には厨子が置かれているなど、神仏習合の習わしを色濃く残している。

巌鬼山神社/青森県弘前市

京都から見た鬼門となる地には、4つの鳥居がある。樹齢1200年のご神木がある。境内はとても厳かな雰囲気で、杉の葉の音が響く。

ランチと休憩

弘前名物アップルパイ

アップルパイ/御菓子司 双味庵

弘前駅のインフォメーションや、各レンタカー会社には、「弘前アップルパイガイドマップ」が設置されている。無料でもらえて、ネットからもダウンロードできる。今回はどこのアップルパイを食べようかと決めるのが、弘前旅の楽しみの一つだったりもする。今回は、王道アンジェリックは買わずに、御菓子司 双味庵のアップルパイを購入。ほとんどのお店では、ホールで買うなら事前予約制で、予約しないと購入できないことが多いのだけれど、今回はラッキーなことに購入できた。シナモン強めが私は好きだなぁ。

御菓子司 双味庵公式サイト

www.futamian.com

弘前観光コンベンション協会公式サイト

www.hirosaki-kanko.or.jp

青森名物濃厚ラーメン

こく煮干し/長尾中華そば

青森名物といえば、濃厚な煮干しラーメン。中でも名店とされているのが、長尾の煮干しラーメンだ。

長尾中華そば公式サイト

naga-chu.com

アクセス

岩木山神社・一の鳥居/青森県弘前市

JR弘前駅下車/6番乗り場バス停から枯木平行きバスに乗車、岩木山神社前バス停で下車

バス停の目の前が一の鳥居だ。

または弘前駅前からレンタカーが便利でおすすめ。

 

岩木山神社公式サイト

iwakiyamajinja.or.jp

弘前市公式サイト(巌鬼山神社/鬼伝説)

www.city.hirosaki.aomori.jp

www.city.hirosaki.aomori.jp

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PROFILE

AYGARU OWNER
 
多香 温寿美
Atsumi Takou
 
スピリチュアルカウンセラー
ヒーラー
臼井式レイキティーチャー
AEAJアロマテラピー検定1級
(一社)日本フィトセラピー協会認定ハンドケアセラピスト
添乗員/元大手旅行会社勤務
総合旅行業務取扱管理者
パートナーはトルコ人
 
詳しいプロフィール

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