新潟・上越市と糸魚川市のパワスポとフォッサマグナミュージアム

公開日 2019年6月7日 最終更新日 2021年10月2日

新潟県上越市にある直江津駅から徒歩5分ほどにある三柱神社は日吉・諏訪・八坂・秋葉山神社の神々が合祀されている神社です。小さなお社で、一見するとお寺のようにも見えますが、そこにある氣はとても特殊なものでした。そもそも、糸魚川翡翠を拾いに行くことが目的で上越市へ来たわけですが、私が訪れた時、気圧の谷とかで、ものすごい雪だったのです。が、奇跡が起きたんですよ。翡翠の街・糸魚川市の姫伝説も、心うたれました。

旅の起点はここ、上越市直江津

直江津駅のベンチ

宮城県民の私にとって、新潟は観光立国で羨ましい限りなのに、新潟県民からは、「東北にも北陸にも関東にも入れてもらえないんだ」という愚痴をよく聞かされていました。新潟は、本当に豊かなところです。夕日が沈む海岸、海を見ながら入れる温泉宿、蟹、おいしいお米、佐渡島、金山や鉱石が山ほどある場所、そしてブルボンの本社。田中角栄さんという偉大な政治家を輩出した新潟は、広い道路とまるで高速道路のようなバイパスがある豊かなところでもあります。関東の人にとっては、スキー場のイメージが強いかもしれませんね。上越市も広いのですが、今回降り立ったのは、直江津です。

三野屋の継続だんご/直江津・新潟県

直江津といえば、くさのやさんの笹団子です。これはあまりに定番です。今回はあえて外して、道路を挟んですぐ向かいにある三野屋さんへ。お目当ては「継続だんご」。林芙美子さんの『放浪記』に出てくることで有名なお菓子です。故・森光子さんがでんぐり返しをする、あの舞台で有名な小説です。実際、林芙美子さんがこの継続だんごを食べて、そのおいしさに感動して、小説に登場したのだそうです。だんごとはいえ、こちらは生菓子で、餅ではないのでご注意を。この照りがなんとも美味しそうですよね。素朴で程よい甘さの、心温まるお味です。こういった昔ながらのお菓子、今後ともなくならないでほしいなと思います。ぜひお試しくださいね。

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上越市・三柱神社

上越市三柱神社はこんなところ

三柱神社/直江津・新潟県

寄り道した三野屋さんから、三柱神社までは、もう目と鼻の先です。幹線道路を左に折れてすぐ、そこは短い参道です。参道脇に軒を連ねる飲食店を通り抜け、その先にある鳥居をくぐってみれば、温かく優しく抱擁するような氣。閉じていたハートを一気に開かれるようなエネルギーです。ハートの痛みを癒し、また再び道を歩く、そんな力をいただけたように思います。

糸魚川沿岸/新潟県

朝から降り続いていた雪も、私が訪れた際、一旦降りやんだのが印象的でした。「気圧の谷間で大荒れになる」という予報だったこの日。朝方は猛吹雪だったのにも関わらず、この快晴の中を旅できたのは、三柱神社の御利益をいただけたのだと思います。

三柱神社の御祭神について

京都・八坂神社

八坂・諏訪・日吉の三柱の神さまをお祭りしている、ということのようです。八坂神社は京都に総大社があり、ご祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)。諏訪大社はここ越後の国の出だとも信じられている、建御名方神(たけみなかたのかみ)。そして最後に、日吉大社はヒエタイシャともいい、比叡山に由来する神社で、大山咋神(おおやまくいのかみ)をお祭りしています。三柱神社ではありますが、境内にはもう一柱、地域に大火ないようにと、秋葉山大社の火の神である、火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)も祭られています。表に出ている神さまだけでも、四柱の神さまが合祀されている、ありがたい神社です。

弥彦神社とよく似た氣

越後一之宮といえば、弥彦神社。五穀豊穣・豊かさのご神徳で、新潟県のみならず全国各地から参拝者が絶えない神社です。

弥彦神社/新潟県

この「おやひこさん」こと、弥彦神社があるのは新潟県北部。縦に長い新潟を、ずーっと南へくだって、車で5時間ほど行ったところにあるのが、上越市にある三柱神社ですが、こんなに離れていても、優しく豪快なエネルギーが感じられたように思います。新潟県民の、どこかのんびりしているようで懐の深い温かみと同じものを感じた気がしました。食も鉱物も豊かな新潟。なんとも羨ましい限りです。

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糸魚川市・天津神社

大雪となった天津神社/糸魚川・新潟県

糸魚川駅から徒歩5分ほどの場所に、ひっそりと鎮座する天津神社。今にも中から古の人が出てきそうな雰囲気の御社です。この日は朝から吹雪でしたが、この雪とこのお社の雰囲気は、私を古へとタイムスリップさせました。神社というよりはこの地に住まう豪族の、この地を守る強い氣と姫の悲しさが流れる場所です。古事記などの古文書にはその後姫がどうであったかなどは書かれていませんから、実際どうであったのかは知る由もありません。この鳥居をくぐると感じるのは、この地の豊かさを見守ろうとする温かな氣とともに、長であるが故に孤独であった姫自身の記憶が残っている場所です。

大国主の妻・奴奈川姫(ぬなかわひめ)の伝説

糸魚川市内には奴奈川姫(ぬなかわひめ)の像が点在しています。そしてその奴奈川姫を祭神としているのが、天津神社(あまつじんじゃ)別名:奴奈川神社です。「誰?」と思って調べて驚きました。この上越市地域一体では、長野県に鎮座する諏訪大社を信仰してきたそうです。諏訪神社の御祭神は、建御名方神(たけみなかたのかみ)。御柱祭りでも全国的に有名な神社です。この建御名方神(たけみなかたのかみ)は、ここ糸魚川出生であるとされています。それがこの地に息づく奴奈川姫の伝説です。

翡翠の勾玉

 

お話の舞台は古代出雲とここ越国(こしのくに)。まだ出雲がこの国を治めていた頃です。神事に欠かせなかった翡翠の勾玉は、越国のものが上質とされ、出雲国とも深い繋がりがありました。ある日。「越国(こしのくに)に美しい姫がいる」ことを耳にした、出雲の王:大国主命(おおくにぬしのみこと)。居ても立っても居られず、一目見たいと、出雲から越国へ出かけます。それはそれは美しい「奴奈川姫(ぬなかわひめ)」を一目見て、大いに気に入った大国主は、早速姫へ結婚を申し込みます。奴奈川姫は最初断りますが、その熱意に押されて、その翌日に結婚。二人の間には男の子が生まれます。それが、諏訪神社の御祭神「建御名方神(たてみなかたのかみ)」となりました。

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フォッサマグナミュージアム

糸魚川翡翠/フォッサマグナミュージアム

糸魚川翡翠/フォッサマグナミュージアム

旅の目的は、糸魚川翡翠。糸魚川市は、日本初の世界ジオパークに認定され、フォッサマグナで有名ですね。糸魚川翡翠を間近に見たり触れたりできるフォッサマグナミュージアムや、実際に石を拾えるヒスイ海岸・姫川などがあります。フォッサマグナミュージアムは、大人から子どもまで一緒に楽しんる素晴らしい施設でした。フォッサマグナの解説、糸魚川翡翠をはじめ、新潟でとれる豊かな鉱石の数々は、見ていて全くあきませんでした。

最初の糸魚川翡翠/フォッサマグナミュージアム

奴奈川姫の時代は、糸魚川翡翠を使った勾玉が、出雲を中心として日本各地へと売り渡されていたと予測されていますが、それが確実なものになったのは、近年のことのようです。糸魚川翡翠は、ネットショップだとニセモノのことがあるそうなので、実際に足を運んで、市内のお店で購入する方が確実です。駅に併設されたショッピングモールでも、糸魚川翡翠を購入することができましたが、町中にもいくつかお店がありました。

新潟の冬のグルメは蟹とタラ汁

かに天丼 1700円

冬のランチは、やっぱり蟹。親不知という名所があるのですが、その近くにあった親不知ピアパーク内のレストランで休憩。かに天丼のほかにも、海鮮丼やタラ汁定食やカキフライもありました。蟹の天丼って、珍しいです。糸魚川には、まだまだ知られざる鉱石がたくさんあるのでは?とされています。パワフルなフォッサマグナのエネルギーをチャージできる上越旅、最高です。

アクセス

北陸新幹線

北陸新幹線・糸魚川駅または、高速バスで直江津か上越まで行きます。ひすいラインでのんびり揺られて糸魚川でレンタカーをするか、または直江津でレンタカーするかです。フォッサマグナをまわったり、糸魚川翡翠探しをするなら、断然車ですね。上越妙高で降りて、妙高高原温泉でゆったり宿泊をするというプランも極上です。

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